「都市を攻撃目標にするな(CANT:Cities Are Not Targets)」市民署名1,024,820筆が国連本部の常設展示となりました。

2011年3月24日[米国・ニューヨーク市]

 2020年までの核兵器廃絶を目指し、2007年2月から展開している核保有国に対して都市を核攻撃の目標にしないよう求める「都市を攻撃目標にするな(CANT)プロジェクト」市民署名活動に全世界から寄せられた署名のうち、2010年5月のNPT再検討会議までに国連に提出した102万筆の署名(*注1)が米国・ニューヨークの国連本部に常設展示されることになりました。(展示方法は、これまでに提出された署名用紙を高さ3メートルに積み上げて2本の塔を作り、ガラスで覆いモニュメントにしたもの)

 2011年3月24日に行われた展示開始の記念式典では潘基文国連事務総長がスピーチをされたほか、セルジオ・ドゥアルテ国連軍縮担当上級代表や国連ピースメッセンジャーを務める俳優のマイケル・ダグラス氏も出席されました。また、日本からも3人の被爆者の方が出席されました。

 平和市長会議では、核兵器廃絶を願う世界の市民の願いが国連本部で常設展示され、各国外交官や国連本部を訪れる人々に見ていただくことで、核兵器廃絶への思いがさらに広がるものと期待しています。

CANT署名が国連本部の常設展示

写真提供:国連軍縮部

  • *1 2011年3月29日現在、平和市長会議に寄せられた署名は累計で約111万筆になっています。
  • *2 CANT署名は現在、2010年7月に開催した2020核廃絶広島会議で採択された「ヒロシマアピール」を踏まえ、核兵器禁止条約の早期実現を求める新たな内容で展開しています。