1月16日、平和首長会議の副会長都市であり、メキシコにおけるリーダー都市であるメキシコシティの市議会議員一行が、平和首長会議会長である松井広島市長と面会しました。
駐日メキシコ大使館での面会においては、メキシコシティ市議会のジャネット・エリザベス・ゲレーロ・マヤ国際委員会委員長が松井市長に対し、メキシコシティで2月に開催するトラテロルコ条約53周年記念イベントへの招待状を手渡すとともに、核兵器廃絶に向けた同市の取組について報告されました。
トラテロルコ条約(正式名称:ラテンアメリカ及びカリブにおける核兵器の禁止に関する条約)は、1967年に成立した世界最初の非核兵器地帯条約で、中南米地域の核兵器の実験・使用・製造・生産・取得・貯蔵・配備等を禁止するもので、調印式が行われたメキシコ外務省の所在地名から、トラテロルコ条約と呼ばれています。
松井市長は、メキシコが核兵器禁止条約制定後すぐに署名・批准するなど、核軍縮に対して積極的に取り組んでいることに対して敬意を表するとともに、メキシコシティが平和首長会議の活動に協力してくださっていることに対する謝意を伝えました。また、メキシコシティが16市を包括する州となったことから、域内の16市に加盟してもらえるよう、協力を依頼しました。
2月13日、14日にメキシコシティで開催されるトラテロルコ条約53周年記念イベントでは、平和首長会議会長として松井市長のビデオメッセージが紹介される予定です。

ゲレーロ・マヤ委員長(右)
