絵本を活用した平和教育を実施

2018年7月[フィリピン・オルモック市]

7月に平和首長会議に加盟したフィリピン レイテ島のオルモック市では、広島で被爆し、白血病と闘いながら折り鶴を折り続けた佐々木禎子さんの物語を題材にした絵本「おりづるの旅」を活用した平和学習が行われています。

この絵本を多言語に翻訳し、海外に送る活動を行っている広島のNPO法人「ANT-Hiroshima」の協力によりフィリピンの方言の一つビサヤ語版が完成し、教育省や商工会議所を通して、オルモック市の全小学校に寄贈されました。同市では、この絵本を読んだ中学生を対象に「平和のポスターコンテスト」や「平和のエッセイコンテスト」を実施するなど、平和の尊さを伝える取組が進められています。今回、オルモック市から「平和のポスターコンテスト」最優秀作品の寄贈を受けました。

絵本の寄贈セレモニー
絵本の寄贈セレモニーで折鶴ワークショップを実施
「平和のポスターコンテスト」
最優秀作品を描いた中学生

(写真提供:ANT-Hiroshima)