2024年度の平和首長会議インターンシップ(海外加盟都市)を実施しました。

[平和首長会議事務局]

平和首長会議では、2024年6月19日から7月3日までの2週間、海外加盟都市を対象とした「平和首長会議インターンシップ」を実施し、平和首長会議の理事都市及びリーダー都市のボスニア・ヘルツェゴビナ・サラエボ市からハルン・パシックさん、ニュージーランド・タスマン市からユリア・パンフィロヴァさんが参加しました。帰国後は、平和首長会議事務局との連携を更に深めながら、今回のインターンシップで学んだことを生かし、それぞれの都市における世界恒久平和の実現に向けた活動を推進していただくことを期待しています。

1 実施期間
2024年6月19日(水)~7月3日(水)

2 プログラム
・事務局業務への従事(SNSでの発信、「核兵器禁止条約」の早期締結を求める署名の回収 等)
・被爆の実相の学習(平和記念資料館の見学、被爆体験講話の聴講、被爆体験記の朗読会への参加 等)
・平和推進事業の学習(平和首長会議の概要説明、広島市の平和施策の概要説明 等)

3 参加自治体

派遣元都市 受入人数 受入期間
サラエボ市(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 1 2024.6.19~7.3
タスマン市(ニュージーランド) 1 2024.6.17~7.3

全日程を終了した2名のインターンから、以下の感想が寄せられました。

パシックさん/ボスニア・ヘルツェゴビナ・サラエボ市
「広島で学ぶ機会を得ることができ、この上ない光栄でした。平和首長会議が世界中に平和と核軍縮に向けた協力のネットワークを拡げようとする強い決意に、深く感銘を受けました。」

パンフィロヴァさん/ニュージーランド・タスマン市
「79年前の8月6日に広島で起こった被爆の実相を現地で学ぶ貴重な経験を得られたことに、深く感謝しています。原爆で亡くなられたすべてのこどもたちのため、またその後の困難を生き延びてこられたすべての方々のために、ニュージーランドに帰国してからも職務を通じて世界の平和に貢献していきたいと考えています。」

広島市立舟入高等学校の生徒との記念撮影
被爆体験証言者の小倉桂子さん(中)との記念撮影