コアコンセプト“No more Hiroshima! No more Nagasaki!”(ノーモア・ヒロシマ!ノーモア・ナガサキ!)に基づく取組を実施しました。

2020年7月~

“No more Hiroshima! No more Nagasaki!”(ノーモア・ヒロシマ!ノーモア・ナガサキ!)について

2020年は原爆投下から75年、また、平和首長会議が被爆者の存命のうちに核兵器廃絶を実現したいと願い策定した「2020ビジョン」の最終年に当たる節目の年です。しかし、今夏は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの人々に広島・長崎を訪れていただくことができません。

全世界に広がったこの感染症に立ち向かうために国際的な協調がより一層必要な状況にありますが、世界では自国第一主義が台頭しています。このような中で、各国が人道主義の立場に立って感染症や核兵器といった人類共通の脅威に対峙すること、また、市民社会がそれを実現しようとする為政者の行動を後押しすることが益々重要となっています。

そこで、今夏、実際に両被爆地を訪れることができなくても、多くの人々にあらためて被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という切実な思いを受け止め、核兵器廃絶への思いを共有してもらうことが重要と考え、平和首長会議では、“No more Hiroshima! No more Nagasaki!” (ノーモア・ヒロシマ!ノーモア・ナガサキ!)をコアコンセプトとして、以下の取組を行います。

1.メッセージビデオの配信
広島・長崎の被爆者、各国政府、NGO、平和首長会議役員都市の代表などから寄せられたビデオメッセージを一本の動画にまとめ、7月20日にYouTubeで配信しました。視聴者にSNS上での呼応行動を求めることにより核兵器廃絶に向けた国際世論の拡大を目指します。
メッセージビデオはこちら

2.平和教育ウェビナーの開催
国内外の加盟都市の青少年と、広島・長崎で平和活動を行っている青少年が、現下の核兵器を巡る国際情勢を学ぶとともに、それぞれが行っている平和活動について発表し、他の参加者と意見交換をするウェビナー(オンラインでのセミナー)を8月4日(火)に開催しました。このウェビナーの模様をYouTubeで配信し、青少年の平和活動への主体的な参画を促します。
ウェビナーの概要・動画はこちら

3.コアコンセプト“No more Hiroshima! No more Nagasaki!” の共有
各加盟都市において平和行事等を開催される場合に、コアコンセプト“No more Hiroshima! No more Nagasaki!” をイベント名やテーマとして活用してください。世界中の市民に核兵器廃絶への思いを共有し、共感の輪を広げたいと思います。

コアコンセプトの画像を作成しました。貴市ウェブサイトへの掲載や公式SNSへの投稿などにぜひご活用ください。
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