第1回核兵器禁止条約交渉会議に事務総長が出席しました。

2017年3月

 小溝事務総長が米国・ニューヨーク市で開催された「第1回核兵器禁止条約交渉会議」に出席し、各国政府代表者等と意見交換するとともに、実効性のある核兵器の法的禁止の実現に向けた提案を含むスピーチを行いました。 なお、平和首長会議はこの交渉会議に先立ち、全ての国連加盟国等に公開書簡(英語原文)を発出しています。 >公開書簡の和訳はこちら

小溝事務総長訪問日程:2017年3月24日(金)~4月2日(日)

3月26日(日)
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)主催ミーティングへの出席

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が主催するミーティングに出席しICANや他のNGOの参加者と意見交換を行いました。

核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)主催ミーティングへの出席

3月27日(月)
エレン・ホワイト交渉会議議長(コスタリカ)への折り鶴の贈呈

今回の交渉会議の議長であるコスタリカのホワイト大使に、子ども達の平和への思いが込められた折り鶴を手渡し、核兵器禁止条約の実現を願う約7,200の加盟都市の声が会議での議論に反映されるよう依頼しました。

全米市長会議への出席
3月28日(火)
オブライエン駐ジュネーブ国際機関代表部大使 (アイルランド)及びハイノツィ駐ジュネーブ国際機関代表部大使(オーストリア)との面会

核兵器禁止条約の制定を推進している両国の大使と面会し、核保有国や傘の下にある国を巻き込んで核兵器禁止条約を発展させていくために、追加条項の条文化や締約国間協議についての規定を盛り込む必要があると提案しました。  両大使からは、今後も市民社会の強い後押しを期待する、提案を歓迎するとのコメントがありました。

 オブライエン駐ジュネーブ国際機関代表部大使 (アイルランド)  ハイノツィ駐ジュネーブ国際機関代表部大使(オーストリア)
3月29日(水)
交渉会議でのスピーチ

小溝事務総長が平和首長会議を代表して発言し(英語原文)、核兵器の法的禁止は核兵器のない世界の実現を目指す上で重要な第一歩となるとして、今回の交渉会議への支持を表明するとともに、今後核保有国や傘の下にある国を巻き込んで核兵器廃絶へ向けて実効性のある条約にしていくための提言を行いました。
発言の和訳はこちら

交渉会議でのスピーチ
デモイン市長(米国)の参加

平和首長会議の米国におけるリーダー都市であるデモイン市のカウニー市長と2人の専門委員が、平和首長会議の代表団の一員として交渉会議に出席するとともに、日本のマスコミに対し、米国内で平和首長会議のネットワークを広げながら、核兵器廃絶に向けた主体的な活動を展開していきたいと述べました。

デモイン市長(米国)の参加
3月30日(木)
自治体国際化協会(クレア)ニューヨーク事務所訪問

福冨上席と面会し、交渉会議の様子や平和首長会議の主張等について説明しました。また、今後の米国での活動展開に対する協力を依頼しました。

自治体国際化協会(クレア)ニューヨーク事務所訪問
エレン・ホワイト交渉会議議長(コスタリカ)との面会

発言の機会を提供していただいたことについて感謝の意を伝えるとともに、改めて平和首長会議の主張について説明し、理解を得ました。  議長は、市民社会の働きかけが今後の進展に大きな後押しになるとの期待を述べました。

スティムソンセンター関係者との面会
キム・ウォンス国連事務次長兼軍縮担当上級代表との面会

キム上級代表には、国連欧州本部での国連事務総長による被爆樹木の植樹など、様々な場面で平和首長会議の活動を支えていただきました。これまでの支援に感謝し、子ども達の平和への願いが込められた折り鶴を手渡しました。

ダリル・キンボール軍備管理協会事務局長との面会