平和首長会議がフィレンツェ市とラ・ピラ財団から第1回「ラ・ピラ賞」を受賞しました。

2015年11月
1. 概 要

 2015年11月5日、イタリア・フィレンツェ市で行われた国際会議「Unity in Diversity(多様性の中の調和)」において、フィレンツェ市とラ・ピラ財団によって創設された第1回「ラ・ピラ賞」を平和首長会議が受賞することが発表されました。同賞は、1950年代から60年代にかけてフィレンツェ市長を務めたジョルジオ・ラ・ピラ氏にちなんで名付けられました。ラ・ピラ氏は第二次世界大戦後の混乱期のイタリアにおいて、貧困層に対する雇用・住宅支援を行うとともに、平和のために尽力した人物です。今回、平和首長会議の平和に関する貢献が評価され、第1回目の同賞の受賞が決定しました。

 1955年、ラ・ピラ市長は冷戦終結と世界平和実現を掲げ、世界の首長に呼びかけて国際会議を開催しました。この会議は、その後世界各地で盛んになった姉妹都市運動の先駆けとなり、さらには世界最大の自治体の国際的な連合組織である「都市・自治体連合(UCLG)」の設立に貢献しました。

 第1回「ラ・ピラ賞」の賞状及び盾は、国際会議「Unity in Diversity」に出席していたアーロン・トビッシュ・2020ビジョンキャンペーン事務局国際ディレクターが受取り、同じく会議に出席していたベルギー・イーペル市のイェフ・ファースコーレ副市長によってイーペル市に運ばれ、同市で開催されていた第9回平和首長会議理事会において松井広島市長に手渡されました。

2. 「ラ・ピラ賞」について

「ラ・ピラ賞」は、2015年にフィレンツェ市とラ・ピラ財団によって創設され、1950年代から60年代にかけてフイレンツェ市長を務めたジョルジオ・ラ・ピラ氏にちなんで名付けられた賞。平和首長会議が第1回の受賞団体となりました。

>第1回「ラ・ピラ賞」の賞状はこちら

国際会議「Unity in Diversity」会場で行われた
ラ・ピラ賞受賞式

ベルギー・イーペル市において賞状と
盾を受け取る松井市長