韓国の忠清北道老斤里(ノグンリ)で開催された「第8回国際平和博物館会議(主催:ノグンリ国際平和財団)」において、基調講演を行うためにノグンリを訪問しました。
このたび平和首長会議が、ノグンリ国際平和財団から「第7回ノグンリ平和賞人権部門」を受賞したことから、上記会議に先立ち開催された授賞式に出席しました。授賞式ではノグンリ国際平和財団のチョン・クードゥー理事長から楯と賞金1,000万ウォンが授与されました。
小溝事務総長訪問日程:2014年9月18日(木)から9月27日(土)
9月18日(木)
9月19日(金)
被爆樹木二世(イチョウ)の苗木の贈呈
ノグンリ国際平和財団のチョン理事長に平和のシンボルとして被爆樹木二世のイチョウの苗木を贈呈しました。一緒にノグンリ公園に植樹した後、原爆の子の像に捧げられた折鶴を贈呈しました。
クードゥー理事長は感謝の言葉を述べられるとともに、平和首長会議が策定した行動指針「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」を支持していくと話されました。
9月22日(月)
ジェイム・R・フレスネディ モンテンルパ市長との面会
フィリピン・モンテンルパ市役所を訪問し、モンテンルパ市長に対してこれまでの副会長都市としての意欲的な活動に敬意を表するとともに、リーダー都市就任を要請しました。モンテンルパ市長からは前向きに検討したいという回答をいただきました。またモンテンルパ市長に、原爆の子の像に捧げられた折鶴を贈呈しました。
9月23日(火)
9月24日(水)
マハティール・モハマド 元マレーシア首相との面会
マレーシア・プトラジャヤ市にあるペルダナ・リーダーシップ財団においてマハティール元マレーシア首相と面会し、平和首長会議の加盟都市拡大と体制強化について意見交換を行いました。またマハティール氏に、原爆の子の像に捧げられた折鶴を贈呈しました。
マハティール氏は、現在、戦争の犯罪化と紛争の平和的解決手段の開発に重点を置いた活動を行っておられ、平和首長会議の核兵器廃絶と恒久平和の基盤形成を目指す方向性や若者への教育の重要性を掲げていることが氏の活動と共通していることから、連携することが可能ではないかと述べられました。
9月25日(木)
9月26日(金)
インド・ケララ地域YMCA核兵器反対署名活動開始式への出席
インドのNGO団体SEEDS INDIAとケララ地域YMCAが共同で「核兵器禁止条約」の交渉開始等を求める署名活動を始めるため、インド・コーチ市内で開始式を行いました。
小溝事務総長はその開始式に参加し、YMCAの若者たちと平和について意見交換を行うとともに、次世代を担う若者の熱意をたたえ、将来の活躍を心から期待するメッセージを送りました。この活動によって集められた署名は2015年のNPT再検討会議までに平和首長会議に託される予定です。