事務総長がリーダ都市への就任要請や国際会議出席のためフランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア及びイタリアを訪問しました。

2014年6月

 小溝事務総長が、フランス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア及びイタリアを訪問しました。各国の加盟都市と平和首長会議の取組について協議を行ったほか、サラエボ市で開催された第一次世界大戦開戦100周年記念行事に広島市長代理として出席するとともに、パリ市で開催された核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)フランス支部主催「核兵器のない世界に向けた国際会議」にパネリストとして参加しました。オーストリアでは、12月にウィーン市で開催される「第3回核兵器の人道的影響に関する国際会議」等についてオーストリア政府やNGOの関係者と意見交換を行いました。

小溝事務総長訪問日程:2014年6月26日(木)から7月5日(土)

6月27日(金)
PNND(核軍縮・不拡散議員連盟)フランス支部主催『核兵器のない世界に向けた国際会議』(フランス国民議会内で開催)への出席

会議2日目のパネルⅣ「核兵器のない世界」にデス・ブラウン元イギリス国防大臣やパオロ・コッタ・ラムジーノ パグウォッシュ会議事務局長らとともに登壇し、広島の被爆の実相や平和首長会議の取組等についてプレゼンテーションを行いました。

PNND(核軍縮・不拡散議員連盟)フランス支部主催『核兵器のない世界に向けた国際会議』(フランス国民議会内で開催)への出席
6月28日(土)
被爆樹木植樹式

第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件100周年に当たるこの日の冒頭行事として、広島から持参した被爆樹木であるイチョウの苗木の植樹式が市中心部の「フレンドシップパーク」(和解の意義を込めてオーストリアが整備した公園)で行われました。小溝事務総長は、イーボ・コムジッチ サラエボ市長とともに植樹を行い、苗木を前に原爆の子の像に捧げられた折り鶴を市長に贈呈しました。

被爆樹木植樹式 被爆樹木植樹式
イーボ・コムジッチ サラエボ市長との懇談

平和首長会議の取組を説明し、リーダー都市就任の要請を行いました。市長からは就任に応じる回答をいただくとともに、改めて今回の訪問について広島市及び平和首長会議に対する謝意を繰り返し述べられました。

イーボ・コムジッチ サラエボ市長との懇談
6月30日(月)
アレクレンダー・クメント オーストリア外務省軍縮局長との面会

今年12月8日及び9日にウィーン市で開催される第3回核兵器の人道的影響に関する国際会議に向けた意見交換を行いました。

アレクレンダー・クメント オーストリア外務省軍縮局長との面会
7月1日(火)
ナジャ・シュミット ICAN(International Campaign to abolish nuclear weapon)オーストリア代表責任者との面会

第3回核兵器の人道的影響に関する国際会議に合わせて、同団体が計画しているイベントについて情報提供を受けました。

7月2日(水)
トーマス・レッシュ ウィーン市欧州・国際局最高執行官との面会

オーストリア国内におけるリーダー都市として、就任の要請を行いました。

トーマス・レッシュ ウィーン市欧州・国際局最高執行官との面会
エレナ・ソコバ VCDNP(Vienna Center for Disarmament and Non-proliferation)事務務局長との面会

平和首長会議の取組の説明全般とともに、海外からのインターンの受け入れ事業及び高校生等未来世代に対する平和教育への今後の取組についても紹介しました。

エレナ・ソコバ VCDNP(Vienna Center for Disarmament and Non-proliferation)事務務局長との面会
7月3日(木)
シルビオ・デ・フランシア ローマ市長代理との面会

イタリア国内におけるリーダー都市として、就任の要請を行いました。

シルビオ・デ・フランシア ローマ市長代理との面会