2011年11月29日、平和市長会議が推進する2020年までの核兵器廃絶に向けた取組に賛同した広島在住の音楽家たちが2010年に引き続き、チャリティコンサートを開催しました。広島市のアステールプラザで開催されたこのコンサートの模様がYouTubeで公開されています。
【2020ビジョンキャンペーンチャリティコンサートの開催について】
2012年11月15日（木）、広島在住の音楽家たちが、2020年までの核兵器廃絶を目指して活動する「平和市長会議」を支援するためのチャリティーコンサートを開催しました。
2011年11月29日（火）、広島在住の音楽家たちが、2020年までの核兵器廃絶を目指して活動する「平和市長会議」を支援するためのチャリティコンサートを2010年に引き続き、開催しました。
平和市長会議は、広島・長崎両市長の提唱により1982年に設立された、核兵器廃絶と世界平和のための都市のネットワークです。2012年10月1日現在、世界155か国、5,418の都市が加盟しており、被爆75周年に当たる2020年までの核兵器の廃絶を目指す「2020ビジョンキャンペーン」を世界中で展開しています。
「自分たちも平和のためにできることをやらなければ。」ギタリストのBunKen（長野文憲）氏を中心に集まった音楽家たちは、盛況のうちに開催されたこの日のコンサートの収益から100万円を平和市長会議に寄付してくださいました。
主催：2020ビジョンキャンペーンチャリティコンサート実行委員会
後援：平和市長会議／広島市／広島市教育委員会／(公財)広島平和文化センター／(財)広島市未来都市創造財団／(社)広島県医師会／(社)広島市医師会／中国新聞社／中国放送／広島テレビ／テレビ新広島／広島ホームテレビ／広島エフエム放送／FMちゅーピー76.6MHz
YouTube掲載の2020ビジョンキャンペーンチャリティコンサートの動画 （ 演奏者をクリックすると演奏がご覧になれます）
【出演者のみなさんの演奏（抜粋）】
| 演奏者 | 曲目 |
|---|---|
| 広島ジュニアマリンバアンサンブル（マリンバ） | エル・チョクロ～クマーナ |
| 安田女子中学校合唱部（合唱） | コダーイ・ゾルターンをたたえて |
| 柳原 真希（ピアノ） | パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第2巻 |
| トニーハウズ＆研井 貴馨子（ボーカル＆ピアノ） | この素晴らしき世界 |
| 福盛 智子＆広島邦楽連盟（筝） | 六段の調べ～東北への祈り |
| 福島赤十字病院 院長 荒賀 甚市（メッセージ） | 代読：桂 幾子 |
| 趙 栄春（二胡） | 賽馬 |
| 趙 栄春＆BunKen（長野文憲）（二胡＆ギター） | 夜来香 |
| BunKen（長野文憲）（ギター） | ロマンス(禁じられた遊び) |
| 杉浦圭子（朗読） | 「自由訳 イマジン」 |
| ヨーコ・オノ（メッセージ） | 代読：杉浦圭子 |
| BunKen（長野文憲）（ギター） | イマジン |
【出演者紹介】
広島ジュニアマリンバアンサンブル
1991年マリンバを愛する子供たちによりマリンバ打楽器アンサンブル結成。一人一人が体中で音楽を感じ、全身を使って生き生きと個性豊かに演奏。「ヒロシマ国際平和文化活動推進団体」としてニューヨークのカーネギーホールをはじめ、香港、ロシア、フランス、中国、台湾など各国で国際親善に努めている。2003年「市民賞」受賞。2009年(社)日本善行会より国際貢献賞を受賞。
トニーハウズ＆研井 貴馨子
トニーハウズ
米国アラバマ州出身。シンガーソングライター。広響との共演、RCC主催「8,000人の第九」ゲスト出演、国内外の有名ミュージシャンとのセッション等で活躍中。
研井 貴馨子（トギイ タカコ）
広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学卒。ベルギー王立リエージュ音楽院ピアノ科演奏過程を首席で卒業。広響、ルーマニア国立管弦楽団ほか国内外のオーケストラと共演多数。広島国際文化財団第1回奨学生。ヨーロッパ、日本各地で活動中。
福盛 智子＆広島邦楽連盟
（フクモリ トモコ＆ヒロシマホウガクレンメイ）
幼少より生田流筝曲地唄を京都の古典伝承者福森登至子（母）に師事、4歳初舞台。同志社大学美学・芸術学専攻。国内ほかカーネギー、独ベートーベンホール等海外公演は8か国に及ぶ。創作曲「山頭火」は文化庁芸術祭参加作品となる。1993年広島邦楽連盟を設立。ニューヨーク及びジュネーブ国連ホールで演奏、国宝「不動院」や県文化財「縮景園」で観賞会開催。2009年地域文化功労者文部科学大臣表彰、広島文化賞受賞。
趙 栄春（チョウ エイシュン）
1957年中国吉林省に生まれる。11歳で「二胡」宗家の趙国良に師事。1978年吉林省芸術院入学。1988年中国広東省民族団に入団。翌年米国に移住し、1992年米国国籍を取得。ニューヨークを拠点に二胡等中国楽器を紹介。クリーブランド・フィルハーモニーと共演、カーネギーホール、メトロポリタン・ミュージアム等で演奏し称賛される。2005年広島に移住し二胡教室を開講。現在、吉林省芸術学院終身名誉教授。
杉浦 圭子（スギウラ ケイコ）
NHK入局後、東京・大阪・広島の各局に勤務。現在、NHK広島放送局チーフアナウンサーとして、反核・平和関連番組「ヒバクシャからの手紙」や「ひろしまニュース845」などの番組を担当。これまでにも「7時のニュース」「吉永小百合 平和への絆コンサート」、女性初の「紅白歌合戦」総合司会、「思い出のメロディー」「生活ほっとモーニング」「芸術劇場・演劇」「NHK俳句」など、多くの番組を担当している。
BunKen（長野 文憲）（ナガノ ブンケン）
オスカー・ギリアの教えを受けプロの道へ。ニューヨーク・カーネギーホール、国連本部、NHK-BS「吉永小百合原爆の詩12編」出演等、国内外で高い評価を得る国際派ギタリスト。2007年日本コロンビアよりギターソロ編「千の風になって」でメジャーデビュー。メディアにも多数出演。CDはNHK「ラジオ深夜便」、JAL機内、新幹線車中等全国で放送されている。その品位ある豊かな音色から「六弦の魔術師」の異名を持つ。
【公募によるオーディション合格者（16～20歳）】
安田女子中学校合唱部
80名で活動。学校行事だけでなく、校外での演奏活動も取り入れている。演奏を通して自分たちの気持ちを届けることを目指し日々練習に励んでいる。第61回、62回全日本合唱コンクール全国大会金賞、2011年度第64回銀賞。広島県合唱コンクール金賞18回、中国合唱コンクール金賞12回。NHK全国学校音楽コンクール広島県大会金賞11回受賞。
柳原 真希（ヤナギハラ マキ）
広島音楽高等学校1年生。2006年、2008年日本ピアノ教育連盟オーディション全国大会入選。2010年ベーテンピアノコンクール全国大会第2位。日本クラシック音楽コンクール全国大会第4位。これまで後藤久美子、小嶋素子の各氏に師事。
【司 会】
桂 幾子（カツラ イクコ）
広島女学院大学在学中、テレビ番組のアシスタント・リポーターとして活動を開始。その後、司会にナレーション、声優、講演会講師など、フリーアナウンサー、コミュニケーションアドバイザーとして幅広く活動中。18年間広島FMパーソナリティ、「おりづる国体」開会式司会、アジア競技大会「ポッポ＆クック」の声優でもある。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館被爆体験記朗読ボランティアも務める。
