2010年12月13日、平和市長会議が推進する2020年までの核兵器廃絶に向けた取組に賛同した広島在住の音楽家たちがチャリティコンサートを開催しました。広島市のアステールプラザで開催されたこのコンサートの模様がYouTubeで公開されています。
【2020ビジョンキャンペーンチャリティコンサートの開催について】
2012年11月15日(木)、広島在住の音楽家たちが、2020年までの核兵器廃絶を目指して活動する「平和市長会議」を支援するためのチャリティーコンサートを開催しました。

2010年12月13日(月)、広島在住の音楽家たちが、2020年までの核兵器廃絶を目指して活動する「平和市長会議」を支援するためのチャリティーコンサートを開催しました。
平和市長会議は、広島・長崎両市長の提唱により1982年に設立された、核兵器廃絶と世界平和のための都市のネットワークです。2011年5月1日現在、世界150か国、4,704の都市が加盟しており、被爆75周年に当たる2020年までの核兵器の廃絶を目指す「2020ビジョンキャンペーン」を世界中で展開しています。
「自分たちも平和のためにできることをやらなければ。」ギタリストのBunKen(長野文憲)氏を中心に集まった音楽家たちは、盛況のうちに開催されたこの日のコンサートの収益から100万円を平和市長会議に寄付するとともに、2020年までの10年間、毎年このチャリティコンサートを開催していくことを宣言しました。
主催:2020ビジョンキャンペーン チャリティコンサート実行委員会
後援:平和市長会議/広島市/広島市教育委員会/(財)広島平和文化センター/(財)広島市文化財団/(社)広島県医師会/(社)広島市医師会/中国新聞社/国連NGOニューヨーク、メトロポリタン・マルティンルーサー・キングJr.非暴力センター
YouTube掲載の2020ビジョンキャンペーンチャリティコンサートの動画
( 演奏名をクリックすると演奏がご覧になれます)
演奏曲目: アメイジング・グレイス、恋とはどんなものか、バラード第1番作品23、左手のためのノクターン、グラナダ、鳥の歌、千の風になって、さくら
【出演者のみなさんの演奏(抜粋):ノーカット版】
演奏者 | 曲目 |
---|---|
広島ジュニアマリンバアンサンブル(マリンバ) | アメイジング・グレイス 情熱大陸 |
尹 瀟楽(ソプラノ)、横路 友美(ピアノ) | 恋とはどんなものか |
姜 ヘンリー(ピアノ) | バラード第1番作品23 |
平岡 麻衣子(ピアノ) | 左手のためのノクターン |
原田 康夫(テノール)、BunKen(長野文憲)(ギター) | グラナダ |
趙 栄春(二胡)、BunKen(長野文憲)(ギター) | 賽馬 鳥の歌 |
杉浦 圭子(朗読)、BunKen(長野文憲)(ギター) | 千の風になって |
BunKen(長野文憲)(ギター) | さくら |
【出演者紹介】
広島ジュニアマリンバアンサンブル
1991年マリンバを愛する子供たちによりマリンバ打楽器アンサンブル結成。一人一人が体中で音楽を感じ、全身を使って生き生きと個性豊かに演奏。「ヒロシマ国際平和文化活動推進団体」としてニューヨークのカーネギーホールをはじめ、香港、ロシア、フランス、中国、台湾など各国で国際親善に努めている。2003年「市民賞」受賞。2009年(社)日本善行会より国際貢献賞を受賞。

平岡 麻衣子(ヒラオカ マイコ)
小学生の時家族と共に渡米、そこで自由でのびのびとした音楽に出会う。帰国後広島音楽高校、大阪音楽大学を卒業。その後オーストリア・ウィーン市立音楽院に留学。留学中に不慮の事故に遭い、全身に麻痺(主に右半身)が残る。その後リハビリを重ね、第1回ピアノパラリンピック(横浜)出場。第2回障害者国際ピアノコンクール(バンクーバー)では芸術賞を受賞する。

原田 康夫(ハラダ ヤスオ)
イタリアの医大に留学中、ミラノ・ベルデイ音楽学院でオペラを学ぶ。その後「椿姫」「蝶々婦人」「ラ・ボエーム」など数多くのオペラに出演。’93年広島大学学長、’01年広島市民病院事業局長、現在は広島市未来都市創造財団常任顧問理事、広島市現代美術館館長。79歳の現役テノールとして地域芸術文化を結びつける活動を行っている。紫綬褒章、瑞宝重光賞受賞。

趙 栄春(チョウ エイシュン)
1957年中国吉林省に生まれる。11歳で「二胡」宗家の趙国良に師事。1978年吉林省芸術院入学。1988年中国広東省民族団に入団。翌年米国に移住し、1992年米国国籍を取得。ニューヨークを拠点に二胡等中国楽器を紹介。クリーブランド・フィルハーモニーと共演、カーネギーホール、メトロポリタン・ミュージアム等で演奏し称賛される。2005年広島に移住し二胡教室を開講。現在、吉林省芸術学院終身名誉教授。

杉浦 圭子(スギウラ ケイコ)
NHK入局後、東京・大阪・広島の各局に勤務。現在、NHK広島放送局チーフアナウンサーとして、反核・平和関連番組「ヒバクシャからの手紙」「吉永小百合 平和への絆コンサート」や「ひろしまニュース845」などの番組を担当。これまでにも「7時のニュース」、女性初の「紅白歌合戦」総合司会、「思い出のメロディー」「生活ほっとモーニング」「芸術劇場・演劇」「NHK俳句」など、多くの番組を担当している。

BunKen(長野 文憲)(ナガノ ブンケン)
オスカー・ギリアの教えを受けプロの道へ。ニューヨーク・カーネギーホール、国連本部、NHK-BS「吉永小百合原爆の詩12編」出演等、国内外で高い評価を得る国際派ギタリスト。’07年日本コロンビアよりギターソロ編「千の風になって」でメジャーデビュー。メディアにも多数出演。CDはNHK「ラジオ深夜便」、JAL機内、新幹線車中等全国で放送されている。その品位ある豊かな音色から「六弦の魔術師」の異名を持つ。

【公募によるオーディション合格者(16~20歳)】
尹 瀟楽(イン ショウラク)
広島音楽高等学校3年生。2009年 ミュージカルしんらん様に出演
横路 友美 (ヨコロ トモミ)
広島音楽高等学校3年生

姜 ヘンリー(キョウ ヘンリー)
AICJ鷗州学園AICJ高等学校2年
2009年 PTNAピアノコンクール中国・四国地区本選奨励賞
2010年 ベーテンピアノコンクール広島地区本選優秀賞

【司 会】
桂 幾子(カツラ イクコ)
広島女学院大学在学中、テレビ番組のアシスタント・リポーターとして活動を開始。その後、司会にナレーション、声優、講演会講師など、フリーアナウンサー、コミュニケーションアドバイザーとして幅広く活動中。18年間広島FMパーソナリティ、「おりづる国体」開会式司会、アジア競技大会「ポッポ&クック」の声優でもある。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館被爆体験記朗読ボランティアも務める。
