日豪両政府が主導し、モスクワ市(ロシア)で開催された「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」第3回会合に出席し、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」や「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の推進等、平和市長会議の取組への理解と協力を求めました。また、本年10月に広島市で開催される同委員会第4回会合に向け、同委員会との連携を図りました。
6月21日(日)
同委員会共同議長ギャレス・エバンズ、川口順子の日豪の両元外務大臣ほか、核問題の専門家である委員等、計29名の出席のもと、NGOの意見を聴く場において、秋葉市長がスピーチ(英語)を行いました。
スピーチで秋葉市長は、オバマ大統領のプラハでの演説を評価し、世界の多数派である「オバマジョリティー」に対するICNNDの協力を求めるとともに、技術的にも2020年までの核兵器廃絶は可能であると訴え、その具体的な道筋としての「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への協力を呼び掛けました。
さらに、メルボルンを舞台に核兵器によって人類が滅亡する内容の映画「渚にて」や原爆の後遺症からの回復を願い、鶴を折り続けた佐々木禎子さんによって折られた鶴や広島に寄せられる折り鶴の展示を紹介するビデオも上映し、子どもたちの未来のために協力して取り組もうと訴えました。各委員はスピーチを熱心に聴いてくださいました。