イランの核研究再開問題の平和的解決を求める要請書の送付について        
        
        
                          
        
        
   
  
  
  
  要請文2006年2月7日
 
        
        
   
  
        
        
         
        
        
      
      
      
      
    
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1 概要 
-   2006年2月1日(水)、アメリカ大統領、イラン大統領及びイスラエル首相等へ、イランの核研究再開問題の平和的解決を求める要請書が送付されました。  この要請書は、イランが先般、核研究再開を宣言したことによる欧米諸国とイランとの対立の平和的解決を求めるため、フレンズ・オブ・アースなどの反核NGOがとりまとめたもので、平和市長会議の会長として広島市長も名を連ねています。 
 
 
 
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2 要請書の内容 
- (1)前文等 
- 1. 核兵器の拡散は人類の脅威であること。
 
- 2. 核兵器保有国は廃絶する義務があること。
 
- 3. 軍事行動や核兵器による威嚇は、危機的状況を助長するだけであること。
 
- 4. 三度目の核兵器使用は決してあってはならないこと。
 
 
 
- (2)要望事項 
- 1. 軍事行動を決して起こしてはならないこと。
 
- 2. 核兵器国が核兵器を使用しないという明確な約束をすること。
 
- 3. 中東の非核化等に関する国際決議を履行すること。
 
- 4. 2000年NPT再検討会議最終文書を遵守すること。
 
- 5. アメリカ、イスラエル及びイランは緊張緩和に向けた外交努力を行うこと。
 
  
 
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3 送付先 
- (1)アメリカ 
- ブッシュ大統領、ライス国務長官、ラムズフェルド国防長官、ボルトン国連大使
 
 
- (2)イラン 
- アフマディネジャド大統領、ハラズィ外務大臣、コンサリ国連大使
 
 
- (3)イスラエル 
- オルメルト首相代行、リブニ外務大臣、ギラーマン国連大使
 
 
 
 
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4 写し送付先 
-   国連事務総長、IAEA事務局長、英国・フランス・ロシアの政府首脳・外務大臣、欧州委員会委員長等 
 
 
 
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5 連名者 
-   世界の反核NGO関係者及び国会議員等223人(主な連名者) 
- 1. 秋葉忠利(広島市長・平和市長会議会長)
 
- 2. ロン・マッコイ(IPPNW(核戦争防止国際医師会議)会長)
 
- 3. ザンテ・ホール(アボリション2000理事)
 
- 4. アルフレッド・マーダー(ピースメッセンジャー都市国際協会会長)
 
 
 
 
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6 送付方法 
 
 
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7 その他 
-   フレンズ・オブ・アース(Friends of Earth)
 環境環境保全などを目的に1971年に設立。世界68か国に支部を持ち国連に認定された国際的な平和NGO。本部はアムステルダム。今回の要請は、オーストラリア支部が中心的な役割を果たしました。