サントス市、核軍縮をめざす日に平和文化の推進を通じて平和への決意を表明

[ブラジル・サントス市]

8月9日の「核軍縮をめざす日」に際し、サントス市はサントス日伯協会と共催で、8月6日(木)午前、市庁舎のプリンセサ・イザベル・ホールにおいて記念式典を開催し、平和文化の推進に向けた市の決意を改めて表明しました。

この日は市の公式行事に位置付けられており、81年前に起きた広島・長崎への原爆投下を想起するものです。また、この取組は、核兵器のない世界の実現について考える機会を提供することも目的としています。

慰霊・平和へのメッセージ

式典では、サントス日伯協会の空手グループが演武を披露し、平和への願いを込めて、黒帯から白帯へ象徴的に帯を替えるパフォーマンスを行いました。

また、UMEプロフェッソール・ヴァウデリ・デ・アルメイダ校(サンタ・マリア地区)の生徒たちは、ジルベルト・ジルの「A Paz(平和)」をブラジル手話(Libras)で披露しました。

式典の最後には、紙で作った折り鶴が配られました。鶴は日本文化の象徴とされ、平和、健康、長寿、幸運、繁栄を表しています。

姉妹都市

サントス市は長崎市の姉妹都市であるとともに、2015年から国際的な平和首長会議ネットワークに加盟しています。

広島市に事務局を置く平和首長会議は、166か国の約8,589の自治体が加盟する組織であり、世界平和の推進、核兵器の廃絶、そして飢餓、貧困、人権侵害、環境破壊などの地球規模の課題への取組を、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って進めています。

平和文化

ジョアナ・コスタル教育局長は、サントス市が修復的司法など、平和文化の醸成を目的とした公共政策を推進していることを強調しました。「この日は記憶にとどめるべき重要な日です。教育に携わる私たちの使命は、生徒たちに団結、平和、協力の大切さを伝えることでもあります。」

チアゴ・パパ観光・商業・起業担当局長は、世界各地で起きている紛争について考えることの重要性を強調しました。「私たちは戦争がもたらす影響を目の当たりにしてきました。そして今まで以上に、国や人々の間の対話と団結が不可欠であることが明らかになっています。」

サントス日伯協会評議会副会長のアルシデス・セキタニ氏は、平和の価値を次の世代に伝えていくことの重要性を強調しました。「広島と長崎で何千人もの命を奪ったような悲劇が二度と繰り返されないよう、この使命を子どもたちに伝えていきたいと考えています。」

この取組は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標16「平和、正義、強固な制度をすべての人に」に貢献するものです。

写真提供:サントス市
撮影:フランシスコ・アライス氏
サントス市公式ウェブサイト:https://www.santos.sp.gov.br/