イーペル市、広島・長崎の原爆犠牲者を追悼
「核兵器のない世界に向けて努力を続けなければならない」

[ベルギー・イーペル市]

報告:平和首長会議ベルギー支部 フィリップ・デヘーヘル氏

8月6日、イーペル市で広島・長崎の原爆犠牲者を追悼する式典が開催されました。この日は、広島に初めて原子爆弾が投下されてから81年となる日でした。

音楽を取り入れた式典では、イーペル市が、1945年8月に広島と長崎に投下された原子爆弾による数多くの犠牲者に敬意を表しました。イーペル市は1998年から、核兵器のない世界を目指す都市の国際的なネットワークである平和首長会議に加盟しています。

「私たち自身の歴史を考えれば、戦争の犠牲者を追悼し続ける責任も私たちにはあります」と、カトリエン・デソメル市長は述べました。「また、81年前に日本で起きたことを忘れてはなりません。現在、私たちの見方では、国際政治の場で十分な対応がなされていない中、地方自治体として、平和と核軍縮の重要性を引き続き訴えていくことが私たちの務めです。」

今なお重要な問題

追悼式では、原爆投下がもたらした影響についても言及されました。両市の破壊に加え、放射線の影響によって、その後何年にもわたり数千人が命を落とし、人々の生活に深い傷跡を残しました。

平和サービスのフィリップ・デヘーヘル氏は、原爆被爆者の証言を朗読し、核兵器が今日においても脅威であり続けていることを強調しました。

「世界には12,000発を超える核兵器があります。核兵器は安全保障の保証としてしばしば位置づけられていますが、その一方で、今日も国際的な紛争において重要な役割を果たしていることが分かります。」

ベルギー各地の多くの都市で平和首長会議の旗を掲揚

式典の最後には、平和首長会議の旗が掲揚され、続いて黙とうが捧げられました。イーペル市は、広島・長崎への原爆投下を記念し、犠牲者に敬意を表するため、8月6日から9日まで平和首長会議の旗を掲揚するよう、ベルギーのすべての加盟都市に呼びかけました。

写真提供:イーペル市