ヴァレンヌ・ヴォ―ゼル市、平和と記憶の継承への決意を新たに

[フランス・ヴァレンヌ・ヴォ―ゼル市]

2026年8月6日、広島・長崎への原子爆弾投下から81年を迎えるにあたり、平和首長会議加盟都市であるフランス・ヴァレンヌ・ヴォ―ゼル市は、犠牲者、そのご遺族、そして被爆者に哀悼の意を表するため、2回目となる追悼式典を開催しました。

式典は市内の「平和のエスプラナード(Esplanade of Peace)」で行われ、市の議員や行政・関係機関の代表者、平和・追悼活動に取り組む団体、市民、そして記憶の継承に積極的に参加した青少年市議会(Municipal Youth Council)の多くのメンバーが参加しました。

式典では、広島市長が発出した平和宣言の朗読、在フランス日本国大使館からの公式メッセージの紹介、地元選出議員によるあいさつ、青少年市議会のメンバーによる被爆者の証言の朗読、1分間の黙とう、日本とフランス両国の国歌斉唱、そして希望と平和の象徴として日本国旗の色に合わせた風船の放球が行われました。

また、市では平和啓発活動の一環として、2026年8月3日から21日まで、「広島・長崎への原子爆弾投下―絶対的悲劇から核兵器のない平和な未来へ」と題した展示会を開催しています。この展示会は、Historic Overlord Clubおよび平和首長会議との協力により実施されるものです。

展示では、来場者が原子爆弾投下による人道的被害への理解を深めるとともに、第二次世界大戦における日米間の戦争の歴史から、世界的なネットワークである平和首長会議の設立に至るまでの経緯を学ぶことができます。また、核軍縮の推進と平和文化の醸成を継続していく必要性についても紹介しています。 この追悼式典と展示会を通じて、ヴァレンヌ・ヴォ―ゼル市は、記憶を継承する責任を果たし、その記憶を次世代へ伝えること、そして国連の理念に沿った平和文化の推進への決意を改めて表明しています。同市は、過去を記憶し続けることが、紛争を防止し、核兵器のない世界を築くための重要な礎の一つであると確信しています。

写真提供:ヴァレンヌ・ヴォ―ゼル市