フランス支部がフレンチ・ピース・ノーベル・ツアー2025「核兵器のない世界を訴える被爆者の声」を開催

[フランス支部]

報告:平和首長会議フランス支部(AFCDRP) ロレナ・シュリヒト氏

2025年11月、フランス・ピース・ノーベル・ツアーの一環として、Le Mouvement pour la Paixと平和首長会議フランス支部の共催で、広島・長崎の被爆者代表団がフランス南部のプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏およびオクシタニー地域圏の複数の都市を訪問しました。代表団は、記者会見や中高生・大学生、地方議員、市民との交流を通じて、「核兵器は廃絶されなければならない」という明確で切実なメッセージを伝えました。

2025年は、1945年8月6日および9日の広島・長崎への原爆投下から80年に当たる節目の年でした。1945年末までに、広島では約14万人、長崎では約7万人が亡くなったとされています。さらに数十万人が負傷し、その後も放射線の影響によるがんや白血病などにより、世代を超えて多くの人々が苦しんできました。原爆投下は、完全な破壊の象徴であると同時に、核軍縮の絶対的な必要性を示しています。

それ以来、被爆者は人類がこの出来事を忘れないよう、自らの体験を語り続けてきました。2024年には、被爆者の全国組織である日本被団協が、記憶の継承、教育活動、そして核兵器廃絶への取り組みが評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。

今回の代表団には、2024年ノーベル平和賞受賞団体である日本被団協を代表し被爆者の松浦秀人氏のほか、原水爆禁止日本協議会(原水協)の渡辺雅子氏および津志田弥生氏が参加しました。

広島への原爆投下の数か月後に生まれた松浦氏は、妊娠7か月の状態で被爆し生き延びた母親の体験を語るとともに、放射線がもたらす長期的かつ目に見えない残酷さについて証言しました。その証言は、核兵器の被害が爆発の瞬間だけにとどまらず、世代を超えて続く人間的苦しみをもたらすことを強く示すものでした。

ツアー期間中、代表団はまた、フランスをはじめとする核兵器保有国に対し、2021年に発効した核兵器禁止条約(TPNW)への署名および完全な履行を求めました。世界的な緊張の高まり、気候変動の加速、そして過去最高水準の軍事支出が続く中、このフランス・ピース・ノーベル・ツアーは、平和、協力、そして人々の連帯こそが、安全で公正な未来へとつながる唯一の道であるという重要なメッセージを改めて訴えました。

取り組みの動画レポートはこちらからご覧いただけます(フランス語)。

https://www.facebook.com/reel/1384018156705259

プログラム、報道資料、公式ウェブサイトはこちら(いずれもフランス語)。

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写真:平和首長会議フランス支部

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