那須塩原市では、令和7(2025)年8月1日から8月17日まで、那須塩原市図書館「みるる」において、戦争の記憶を次世代へ語り継ぎ、平和の尊さが市民の方々の心に深く刻まれるよう「伝える・祈る・つなぐ~平和へのメッセージ展~」を開催しました。
〈原爆ポスター「サダコと折り鶴」の展示〉
広島において2歳で被爆し、白血病により12歳で亡くなった佐々木禎子さんの一生をとおして原爆の被害と平和の大切さを伝えるポスターを展示し、戦争や原爆の悲惨さを伝えました。
〈千羽鶴の展示〉
市のホームページ等で募集したところ、市内小・中・義務教育学校計27校の児童生徒や多くの市民をはじめ、市外・県外を含めた個人・施設・事業所全44組の皆様の協力により、総数62,105羽もの折り鶴が集まりました。想いがこもった折り鶴は、多くの関係者・関係団体の協力を得ながら一羽一羽丁寧に紡がれ千羽鶴となりました。これらの千羽鶴は、展示終了後、広島市平和記念公園内の「原爆の子の像」へ献納しました。
〈平和書道作品の展示〉
市内の県立高校の生徒による平和への想いを込めた力強い書道作品を展示しました。
このほか、来場者一人ひとりが自由に平和への想いを綴ることができるよう、展示ブース内に「メッセージ自由帳」を設けました。自由帳には「戦争がなくなって平和な世界になりますように」などといった平和を祈る言葉が数多く寄せられました。 今年は戦後80年となる節目の年であり、市民の皆様の平和に関する意識の醸成を図ることを目的として展示等を行いました。市内外から多くの方々に御来場いただき、一人ひとりが平和への切なる願いと向き合い、深く考える機会となりました。
[写真提供:那須塩原市]
平和文化の振興




