千葉市では、千葉空襲・戦後80年の節目に改めて戦争の悲惨さや平和の尊さ、大切さを考えてもらうきっかけとするため、千葉空襲や戦時下の暮らしなどに関する資料がWEB上でいつでも見られる「デジタル平和資料館」を、千葉市を目標とした最初の空襲があった6月10日に開設しました。
千葉市:千葉市デジタル平和資料館
多くの市民の皆様に時間や場所を選ばすにご覧いただけるWEBサイトの利点を活かし、次世代への継承として、特に若い世代に関心を持っていただけるよう工夫をした数多くのコンテンツを掲載しています。
主なものとしては、
・千葉空襲被害にあった方々の体験談の動画
・千葉空襲体験者の皆様が作成した紙芝居を、音声付き画像としたもの
・千葉空襲によって焼けた懐中時計など、戦災資料の解説付き詳細画像
・戦災資料を360度横回転して閲覧できるオブジェクトVR
・専門学校生が制作した、千葉空襲体験談等を基にしたショートムービー
・小学生向けにクイズ形式のページや資料を通じて、千葉空襲や当時の暮らしなどについて学べるコンテンツ
となります。ぜひご覧ください。
また、毎年7~8月頃にかけて、「千葉空襲写真パネル展」を、市役所、各区役所等の公共施設、市内商業施設を会場として、千葉空襲の被害状況、戦前・戦中の市民生活、広島・長崎の被害状況及び世界の紛争と難民などの写真パネル等を巡回展示しています。

その他、上記パネル展で展示している内容を集約した内容のほか、千葉市で実施している平和啓発事業、平和首長会議の加盟などを掲載した平和啓発パンフレット「考えよう平和の大切さ」を毎年作成しており、千葉空襲写真パネル展の各会場や公民館・図書館といった公共施設等において配架しているほか、市内の小・中学校に配布をしています。
[写真提供:千葉市]