世界では今なお戦争や紛争が起きています。そのような状況のなか、世界中の人とつながり、友だちになれば、お互いの平和を願うことができるのではないかという仮説をたて、3年間のプロジェクトを実施しました。
府中市・多摩地域等に住んでいる外国人(ゲスト)と子どもを中心とする市民(参加者)が、オンラインおよび対面で通訳もはさみながら、ゲストに世界にある大切な文化を教えてもらったり、参加者が平和につながる文化や100年後にも残したい日本の文化を、ゲストにプレゼンしたりして交流を図りました。
プロジェクトの前後を比較すると、参加者の「多様な人への関心と共感」が有意に向上しました。また、参加者は世界平和を自分事として考えるようになり、戦争や紛争で苦しむ人に共感的に寄り添い、自ら行動しようという意欲を高めました。出会い、対話し、お互いを理解する。これも、私たちが世界平和のためにできる行動なのかもしれません。
[写真提供:府中市]