杉原千畝記念館は、第二次世界大戦中にナチスドイツによるユダヤ人迫害から逃れてきたユダヤ人に対し、日本通過のビザを発給し人道的救済を行った杉原千畝の偉業を後世に伝え「平和の大切さ」「命の尊さ」を発信している記念館です。
今年度は特別展示として「命のビザ もう一人の外交官 タデウシュ・ロメル展」を開催しました。杉原ビザで日本に上陸したユダヤ避難民の多くは最終受入れ国のビザがありませんでした。彼らの日本での生活支援や最終受入れ国のビザ獲得に尽力したのが初代駐日ポーランド共和国大使ロメルでした。ロメル大使の協力がなければ彼らは安住の地へ向かうことができなかったのです。
期間中、杉原ビザで助かったユダヤ人家族と親交の厚いカナダ在住のジャーナリスト高橋文氏を迎え報道関係者向けの展示説明会も開催しました。
[写真提供:八百津町]