高松市では、「小・中学生のための平和講演会」を実施しており、今年度は令和6年12月17日(火)に実施しました。
当日は、高松市立林小学校の6年生を対象に、広島で原爆を体験した長尾 昭雄さん(95)に講師を務めていただきました。
長尾さんは、16歳のとき、爆心地から1.8㎞離れた建物の中におり、強烈な熱線と強い爆風に包まれ、ドンという音を立てて倒壊した建物の下敷きになったことや、ガラスの破片が胸に刺さり生死をさまようような大けがを負ったことなど、自身の体験を語りました。
そして、「戦争は絶対にしてはいけません。平和な国でなければ幸せはありません。大切な命はひとつです。予備の命はありません」と締めくくり、平和の大切さを次の世代に伝えてほしいと訴えかけました。
講演を聞いた児童たちからは、「自分が今、平和に生きられているのは長尾さんたちが当時の様子を伝えているからだと思った」などといった感想がありました。
[写真提供:高松市]