東京都西東京市 被爆アオギリ二世の苗木を植樹

[東京都西東京市]

令和6年10月31日に西東京市内にあるおおぞら公園(新町三丁目12番地 旧IHI田無工場跡地)で被爆アオギリ二世の植樹式を行いました。

 植樹式では、被爆体験伝承者として活動をしている市内被爆二世の野田信枝さんより、式に参加した向台小学校6年生約130人に向けて、被爆後も命が受け継がれていく様子などを描いた絵本「アオギリのねがい」を朗読していただきました。
 また、朗読に合わせて、小平市で活躍しているコカリナサークル“ちっちゃいおうち”のみなさんより「アオギリのうた」をコカリナで演奏していただき、朗読と音楽の演出に児童も集中してお話を聞く様子が印象的でした

式典では、市長、教育長、野田信枝さん、代表児童4名が協力し、アオギリの苗木を未来への希望を込めて植樹しました。
代表児童の挨拶では、「原爆の被害が、私たち人間だけではなく動植物にまで及んでいることを改めて実感しました」と述べており、植樹を経て戦争の悲惨さと平和の大切さを改めて実感している様子でした。

また、平和首長会議会長 松井一實広島市長より「このアオギリの木が大切に育てられ、西東京市の平和のシンボルになることを心から願っています」とメッセージによるご挨拶をいただきました。

今後も市民と共に被爆アオギリの木の育成を見守りながら、平和意識を育んでいきます。

写真提供:西東京市