平和公園のオープニングイベントを実施

2019年11月11日[フランス・ラセラン村]

フランス・オクシタニ州にある自治体ラセランは、昨年、石を積み上げて制作した「平和の番人」と名付けられた塔を設置した平和公園を市民団体「平和の番人」とともに作りました。

11月11日の「第一次世界大戦休戦記念日」に合わせて公園のオープニングイベントが開催され、住民の半数以上が参加しました。このイベントには、フランス平和首長会議(AFCDRP)を代表して、ミシェル・シボ事務局長と、同夫人でひろしま平和大使を務める美帆・シボ氏が参加しました。 参加者はまず、ノーベル平和賞受賞者の記念碑がある広場から新しくできた平和公園まで行進しました。公園のオープニングイベントの後、戦没者慰霊碑の前で子どもたちが平和の詩の朗読・合唱を行い、続いて美帆・シボ氏が広島の被爆者の詩を、アフリカの詩人が自作の詩を朗読しました。

壁にジョン・レノンの「イマジン」の歌詞が書かれている文化センターでは、平和絵画展と子供たちによる平和の絵画・詩の展示が実施されました。また、フランスのドキュメンタリー映画「核爆弾と私たち」(La bombe et nous)が上映され、その後、映画のプロデューサーとミシェル・シボAFCDRP事務局長が参加者100名と討論を行いました。

ラセランの取組は、フランス公営テレビで大きく報じられたこともあり、全国的に注目を集めました。

石塔「平和の番人」のプレートには
広島・長崎に原爆が投下された日が記されている

(写真提供:ミシェル・シボ氏)