テレビ会議システムを利用して平和首長会議事務局と交流

2016年2月19日[イタリア・チェルヴィア市]

 2月19 日、インターネットを使ったテレビ会議システムを利用してチェルビア市の小学校と広島市の平和首長会議事務局を結び、交流を行うイベントが実施されました。

 このイベントは、昨年10月、チェルビア市が原爆投下70周年記念行事として被爆樹木二世(イチョウの苗木)の植樹を行ったことをきっかけに企画されたものです。

 チェルビア市側からは、苗木を植樹したM.Buonarroti小学校の5年生及び教職員、チェルビア市のルカ・コッファーリ市長、同市職員やボランティアが参加しました。まずコッファーリ市長が挨拶し、交流会実施に対する感謝を伝えるとともに、チェルビア市は、広島市や平和首長会議の約7,000の加盟都市とともに平和と核軍縮の問題について訴えたいと述べました。

広島市側からは、平和首長会議を代表して城一博事務次長が出席し、被爆イチョウに関する子どもたちの質問に答えました。城事務次長は、被爆樹木を通じて平和の大切さを学んで欲しいと子どもたちにメッセージを送り、子どもたちは、感謝の気持ちを込めて平和をテーマにした詩や歌を披露しました。

 イベント終了後、コッファーリ市長は、チェルビア市の他の学校にも平和の取組を広げたいとの意向を示しました。

コッファーリ市長とM. Buonarroti小学校の子どもたち
(写真提供:チェルビア市)