6月12日、「ゲルニカからヒロシマへの折り紙」プロジェクトの一環として、大規模な平和イベントが、兵器工場から文化施設に生まれ変わった「アストラ」で開催され、ゲルニカと広く呼称されるゲルニカ・ルモ市内外の12歳の生徒約200人が参加しました。
このイベントでは、70年前に広島で起こった出来事と78年前にゲルニカで起こった出来事を関連づける取組みとして、ゲルニカ爆撃の体験者であるルイス・イリオンド氏による証言が行われるとともに、「生協ひろしま」によって撮影された2人の被爆者による証言ビデオの上映が行われ、参加者全員が視聴しました。その後、参加者によって千羽鶴が折られました。この千羽鶴は、ゲルニカの2人の若者によって今年の8月に広島市に届けられる予定です。
佐々木禎子さんの話からインスピレーションを受けたこの折り紙プロジェクトは、平和の文化を培い、広島・ゲルニカ間のより深い協力関係を築くことを目的として、若者のために若者によって立ち上げられたもので、ゲルニカの各高校を訪問してワークショップを実施しています。
今回のイベントは、ビスカヤ県議会とバスク自治州政府の経済的支援並びに、平和研究機関である「Gernika Gogoratuz」とゲルニカ市役所の後援を受けています。
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(写真提供:折り紙プロジェクト)