ドイツの平和首長会議加盟都市が新政府に「核兵器の無い世界」等を約束するように要請

2013年11月[ドイツ・ハノーバー市]

 11月上旬、新任のハノーバー市長で平和首長会議副会長であるシュテファン・ショストック市長は、ドイツ新政権の主要政党との交渉の機会にドイツの平和首長会議加盟都市からの要請を届けました。

 ドイツ全土の110以上の自治体の首長が署名した書簡により、ドイツ連邦政府に対し、(1)核兵器のない世界、(2)ドイツからの核兵器の撤去、(3)ドイツに備蓄されている米国の「B-61」核爆弾の使用期限延長プログラムへの反対を約束するよう要請しました。

 この取組は、ザンテ・ホール氏、ウォルフガング・シュラップ・ホーク氏の2人の2020ビジョンキャンペーナー及びドイツ市民団体のキャンペーン”atomwaffenfrei.jetzt(非核.ナウ)“により実現しました。また、「ドイツにおける核兵器」という見出しとともに、その使用期限延長・近代化についての問題提起がドイツ主要紙に掲載(下のリンク参照)されたことや、報道機関や関係する全ての政党の政治家への積極的なロビー活動も実現の後押しをしました。

 現時点では、新政府が作業文書にこれらの要請事項を盛り込むのは困難な見通しですが、引き続き要請を行う予定です。

【関連情報(ドイツ語)】

 

ドイツ「スピーゲル」紙に掲載された米国のB61核爆弾の使用期限延長プログラム関連記事

>ドイツ平和首長会議のプレスリリース

>協力団体”atomwaffenfrei.jetzt(非核.ナウ)