子どもたちによる“平和なまち”絵画コンテスト2023の入賞作品を決定しました。

2023年12月8日

平和首長会議では、加盟都市における平和教育の更なる充実を図るため、全加盟都市の6歳以上15歳以下の子どもたちを対象に“平和なまち”をテーマにした絵画コンテストを実施しています。この度、2023年の入賞作品を決定しましたので紹介します。

なお、平和首長会議会長賞を受賞した作品は、平和教育の重要性についての認識を広めるため、平和首長会議のクリアファイルのデザインとして採用し、様々な場面で活用します。


募集期間:2023年4月12日(水)~10月31日(火)

各加盟都市への応募総数等:
参加国数・都市数:19か国115都市
応募総数:4,766作品(6歳~10歳の部:2,536作品、11歳~15歳の部:2,230作品)

選定結果:
6歳~10歳の部:平和首長会議会長賞/最優秀賞 (1点)、優秀賞 (2点)、入選 (3点)
11歳~15歳の部:最優秀賞 (1点)、優秀賞 (2点)、入選 (3点)
特別賞(3点)
※ 両部門の最優秀賞から平和首長会議会長賞を選定
※ 部門を問わず特別賞数点を選定


入賞作品
6歳~10歳の部

平和首長会議会長賞/最優秀賞(1点)

愛媛県西予市
末光 雛(すえみつ ひな)さん(8歳)

<作者のメッセージ>
切り絵で、ひまわりを作りました。ひまわりの花言葉に『未来を見つめて』という意味があります。わたしは、家族やみんなといつまでもなかよく手をつなぎ、笑顔のたえないそんな平和な日が、いつまでも続きますようにと願いをこめて、この作品を描きました。

優秀賞(2点)

千葉県浦安市      
寺田 紗和(てらだ さわ)さん(10歳)

<作者のメッセージ>
日本の子どもたちだけでなく、外国の子どもやウクライナのせんそうでくるしんでいる子どもたちもみんななかよく楽しくあそんでほしいなと思いながらかきました。

イラン ギャルーガーフ市
Saba Seydanloo(サバ・セイダンルー)さん (8歳)

<作者のメッセージ>
私にとっての平和は、すべての人にとって平和と静けさに満ちた世界です。

入選(3点)

イラン シャーヒーンシャフル市
Elsa Rezaea(エルサ・レザエア)さん(6歳)

<作者のメッセージ>
平和の下では、すべての生き物が幸せです。いたる所が平和の虹と緑に覆われ、花は歌い踊ります。

ドイツ ケムニッツ市
Sarah Wappler(サラ・ヴァップラー)さん(10歳)

<作者のメッセージ>
世界が平和になりますように。

ドイツ マール市
Marie Draken(マリー・ドラケン)さん (10歳)

<作者のメッセージ>
子どもたちは、お互いを認め合う平和な環境で暮らしたいと思っています。


11歳~15歳の部

最優秀賞(1点)

広島県広島市
吉田 瑞穂(よしだ みずほ)さん(15歳)

<作者のメッセージ>
同じ地球上でも、楽しく安心して暮らせる平和なところや、暗く、毎日恐怖に怯えなければならない平和でないところがあります。平和でないところに住む鳩は、いつも平和なまちを眺めて、自分たちのところも、平和になることを願っています。


優秀賞(2点)

広島県大竹市
井上 珠宇(いのうえ みう)さん(13歳)

<作者のメッセージ>
平和の白いハトを前に大きくかき、原爆ドームへ向かっていってるため、平和がつづいてほしいという願いをこめました。なるべく、ありのままを表現するため、写真を見ながら細やかなところもていねいに色ぬりしました。原爆がおちたときは空の色がにごっていたけど、きれいな青空をかき、平和ということを表しました。

フランス グリニー市
Francisca Sousa Andrade(フランシスカ・スーザ・アンドラーデ)さん(14歳)

<作者のメッセージ>
平和は人類が創り出した概念です。それを実現させましょう!

入選(3点)

ニュージーランド タスマン市
Gracie Quinney(グレイシー・クイニー)さん(11歳)

<作者のメッセージ>
私は庭に座っていろいろなことを考えている自分自身の絵を描きました。「私たちは皆、この広大な世界の一部なんだ」、「もしお互いのことを大事にできれば、この世界はどんなに美しいだろう」と。私にとっての平和とは、どんな違いがあっても他者に思いやり、希望、愛を示すことです。

ベルギー ルーヴァン市
Moira Mentens(モイラ・メンテンス)さん(13歳)

<作者のメッセージ>
これらの建物は一緒に学び生きることを表しています。私にとっての平和は安全に自転車に乗れることです。私の住んでいるルーヴァン市ではよくイベントがあるので、楽しいことの象徴として風船を描きました。

千葉県浦安市
直井 駿介さん(なおい しゅんすけ)さん(14歳)

<作者のメッセージ>
地球上で初めて陸に進出したのは昆虫だ。そこから様々な生き物が誕生し、現在の人間へとつながっているが今、人間の進出によって自然破壊や環境汚染が止まらない。平和なくらしやまちをつくるには、まず、人間に恵みをもたらしてくれる自然や生き物を守っていくことが必要だと思った。この作品は、平和の花を中心に、地球上の全ての生き物が美しい自然の中で互いを尊重し、人間と共存していく世界をイメージした。


特別賞(3点)

アイスランド レイキャビク市
Margret Mjoll Sindradotir(マーガレット・ミョール・シンドラドティル)さん(15歳)

<作者のメッセージ>
この作品は、自分自身の問題も、また戦争、紛争、憎しみ、不正義などの世界中の心配ごともすべてが洗い流された、心休まる場所にいる気持ちを表しています。そのような時、時がしばらく止まっているかのように感じます。ようやく一息つくことができ、もう心配することなく、美しい自然に囲まれて安らぎを感じることができます。私たちは逃げる必要性を感じるべきではないはずですが、時々逃げたい気持ちになったり、実際逃げないといけないときもあります。

イタリア ティエーネ市
Riccardo Di Liddo(リッカルド・ディ・リッド)さん(9歳)

<作者のメッセージ>
平和なところには、命がある。

ウクライナ ノヴァ・ウシツァ市
Milana Mytkalyk(ミラナ・ミトカリク)さん(9歳)

<作者のメッセージ>
この絵のタイトルは「すべての国のすべてのまちに平和を」です。平和の鳩がすべての国のすべてのまちを守ってくれますように。私の一番の願いは地球全体での平和です!すべての人が平和に仲良く暮らせますように。