
長崎市で初めての単独開催となった第7回平和市長会議総会では、2010年NPT再検討会議での「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の採択等に向けた今後の具体的な活動方針を決定するとともに「ナガサキアピール」を採択しました。
同アピールに盛り込まれた「オバマジョリティー」という言葉に象徴されるように、「核兵器のない世界」に向けた国際的気運の高まりを反映する会議となりました。
1 テーマ
- 核兵器廃絶を私たちの手で!
-2010年を「ヒロシマ・ナガサキ議定書」採択の年に-
2 会期
- 2009年8月7日(金)~10日(月)
3 開催地
- 長崎市
4 プログラム
- 出席者向け
5 参加者数
- 18か国 122都市・5団体 227人
(海外 17か国 61都市・5団体 105人)
(国内 61都市 122人)
各国政府 16か国 22人
NGO 13団体 63人
合計 312人 6 議決事項
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- ・ 役員の選任について
- ・ 第7回平和市長会議総会行動計画
- ・ ナガサキアピール
7 報告
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- 第7回平和市長会議総会報告書(議事録)
- ※これは会議当日の同時通訳の内容を加筆修正したものであり、実際の発言内容(英語、仏語)とは厳密に一致しない場合があります。
- - ヒロシマ・ナガサキ議定書
- - 議事資料(総会)
- - 議事資料(閉会式)
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8月7日(金)
- ①原爆の落下中心地への献花、原爆資料館視察(14:00)
- ・33か国99名が参加
- ②2020ビジョンキャンペーン協会運営委員会、役員会(16:15)
- ・役員の改選
- ・財政状況の報告
- ・Associate Memberの創設、財政的貢献(寄付)について各国で検討すること等を確認
- ②オープニングイベント・開会式(13:00)
- ・長崎市長が司会
- ・1000名参加
- ・橘中学校ハンドベル部の演奏
- ・挨拶(秋葉広島市長、デスコト国連総会議長、金子長崎県知事)
- ・基調講演 ブルース・ギャニオン氏「核兵器廃絶への新たな展望」
- ・龍(ジャ)踊りのアトラクション
- ④全体会議1(16:30)
- 「市民と都市が国を動かす~世界的なパラダイムシフトを目指して~」
- ・300名参加
- ・ワイタケレ市長(ニュージーランド)が司会
- ・平和市長会議の活動の重要性等についてアクロン市(米国)、ビオグラード・ナ・モル市長(クロアチア)、ハノーバー市長(ドイツ)等9名が発言
- ②分科会1(14:00)
- 「被爆者から未来を担う子供たちへのメッセージ~紛争の平和的解決のために~」
- ・100名参加
- ・ハノーバー市長(ドイツ)が司会
- ・被爆体験証言(内田伯(つかさ)さん)
- ・札幌市副市長とワイタケレ市長(ニュージーランド)から平和教育についての発言
- ・エリトリア駐日大使からアフリカの被爆者についての報告(サハラ砂漠でのフランスの核実験によるもの)
- ③分科会2(14:00)
- 「2020ビジョンキャンペーンの今後の取組」
- ・100名参加
- ・イーペル市長(ベルギー)が司会
- ・最上敏樹 国際基督教大学教授の講演「ソルフェリーノからヒロシマ/ ナガサキまで」
- ・平和文化センター専門委員からキャンペーンについて説明
- ・フランス、イギリス、バングラデシュ等の参加者から発言
8月10日(日)
- ①NGO・市民との交流(9:00)
- ・360名参加
- ・座長:土山秀夫(核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ実行委員会委員長)
- 梅林宏道(ピースデポ特別顧問)
- ・パネリスト:
- 田崎昇(核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ実行委員会事務局長)
- 川崎哲(国際交流NGOピースボート共同代表)
- 中村桂子(NPO法人ピースデポ事務局長)
- フランツ=ミカエル・スキョル・メルビン (駐日デンマーク大使)
- ソラン・アリ・ハサン(イラク・カナキン市長)
- ポル・デュイベッテル
- (平和市長会議2020ビジョンキャンペーン国際事務局スタッフ・ベルギー)
- ジャッキー・カバソ(平和市長会議北米担当コーディネーター・米国)
- ①原爆の落下中心地への献花、原爆資料館視察(14:00)