平和市長会議北米担当コーディネーターが国際平和ビューロー(IPB)から「2008年ショーン・マクブライド平和賞」を受賞しました。

2008年11月

平和市長会議・北米担当コーディネーターであるジャクリーン・カバッソ女史が“2008年IPBショーン・マクブライド平和賞”を受賞しました。
この賞は、ノーベル平和賞受賞団体である平和推進NGO「国際平和ビューロー(IPB)」により、1992年に創設され、毎年、平和、軍縮等に貢献した個人又は団体を顕彰するため授与されており、2006年には平和市長会議が受賞しています。
今回の受賞は、平和NGO等における核兵器廃絶に向けた長年に渡る同女史の顕著な活動が評価されたものです。

【ジャクリーン・カバッソ(Jacqueline Cabasso)】

1952年生、米国オークランド在住。1984年から非営利組織西部州法律財団(WSLF)の理事として、核兵器廃絶に取組み、1994年からは「包括的核実験禁止条約(CTBT)」や「核不拡散条約(NPT)」等の会議にNGOグループ代表として参加。1995年には核兵器の違法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見を求める世界法廷プロジェクトの推進役として活躍後、2004年には国際的平和NGOである「アボリション2000」の反核キャンペーン「インターナショナル・アボリション・ナウ」の米国コーディネーターとして、平和市長会議が取り組む「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の活動にも賛同・協力する。
2007年8月より、平和市長会議・北米担当コーディネーターとして、北米地域の平和市長会議の活動展開や全米原爆展での進行管理に携わっている。

〔国際平和ビューロー(IPB)〕

1891年に設立された戦争のない世界を目指す国際的NGO。スイス・ジュネーブに本部を置き、1910年にはノーベル平和賞を受賞。現在、「持続可能な発展に向けた持続可能な軍縮」を目標に、世界70か国で平和推進活動を展開している。

〔ショーン・マクブライド平和賞〕

 IPB理事長(1968年から74年)及び同会長(1974年から85年)を務めたショーン・マクブライド氏(アイルランド人)の功績を讃え、平和、軍縮及び人権に関して卓越した功績を残した個人又は団体にあてて授与される賞。IPB設立100周年を迎えた1992年に設立された。