北朝鮮の核実験に対する抗議文を発出しました。

2006年10月10日[北朝鮮:2回目の抗議 ]

朝鮮民主主義人民共和国
国防委員長 金 正日 様

抗議文

世界各国の都市で構成する平和市長会議や被爆者団体をはじめ、多くの都市や団体が核実験中止を求める要請を行ったにもかかわらず、貴国が実験を強行したことに強い憤りを覚える。120か国・地域の1,430都市が加盟する平和市長会議を代表して厳重に抗議する。

国際社会が平和的解決に向けて懸命の外交努力を続ける中、貴国が核実験を強行したことは断じて許されるものではない。貴国のこうした行動が、核軍拡や核拡散を加速させ、世界の平和と安全の構築を脅かす取り返しのつかない事態につながることを強く危惧する。

貴国は、「核兵器は人類滅亡を引き起こす絶対悪である」という被爆者のメッセージを真摯に受け止め、全ての核兵器と核計画を即刻放棄すべきである。さらに、核問題等に関する6か国協議に応じるとともに、核不拡散条約(NPT)に復帰し、核抑止力に頼らない外交努力を行うなど、核軍縮に向けた誠実な交渉義務を果すことを改めて強く求める。

2006年10月10日

会 長 広島市長 秋葉 忠利
副会長 長崎市長 伊藤 一長
副会長 ハノーバー市長 ヘルベルト・シュマルスティーク
副会長 マラコフ市長 カトリーヌ・マルガテ
副会長 マンチェスター市長 グリン・エバンス
副会長 モンテンルパ市長 ジェイム・R・フレスネディ
副会長 ボルゴグラード市長 エフゲニー・P・イシュチェンコ
副会長 アクロン市長 ドナルド・L・プラスケリック
副会長 クライストチャーチ市長 ゲーリー・ムーア
副会長 フィレンツェ市長 レオナルド・ドメニチ
副会長 ラークダル市長 パトリック・バンクルンケルスフェン