広島・長崎講座



タフツ大学 原子爆弾の文化的影響(Cultural Legacies of the Atomic Bomb

1 開講時期 2002年

 対象学生 全学年・全学部

3 担当教員 ホセア・ヒラタ(ドイツ・ロシア・アジア言語・文学部准教授)

       スティーブ・コーヘン(教育学部講師)
4 必須テキスト
  ヒロシマの影(カイ・バード、ローレンス・リフシュルツ)
  ヒロシマ(ジョン・ハーシー)
   デューティー(ボブ・グリーン)
  ヒロシマ・モナムール(マルゲリータ・デュラス)
   南京での暴行(アイリス・チャン)
  黒い雨(井伏鱒二)
   コペンハーゲン(ミッシェル・フレイン)
  ヒロシマ(ロナルド・タカキ)
   読書資料セット
5 概要
     1945716日のニューメキシコのアラモゴードでの最初の原爆実験を思い起こし
  ながら、原爆を製造したロスアラモス研究所の所長だった
J.ロバート・オッペンハイ
  マーは次のように述べている。
   『世界はもはや同じではないことを私たちは知っていた。数人が笑い、数人は涙し
  ていた。ほとんどの者は 呆然と黙していた。バガヴァッドギーターというヒンドゥ
  ー教の聖典からの言葉を思い出していたが、「私は世界の破壊者である死神になって
  しまった。」恐らく私たちは皆そのように思ったと推測している。』
   
原子爆弾が世界を永遠に変えてしまったのだ。文学や写真、フィルムや歴史、大衆
  マスメディアや書類を通じて、この学際的講座はこの事件(最初の原爆実験)が私た
  ちの日常生活に連綿と及ぼしている政治的、科学的、文化的、科学的倫理的影響を検
  証する。
   
この講座は1945年の状況を調べることから始める。原子爆弾の使用という決断は大
  変な関心をひくだろうし、たくさんの学問研究や討論の主題となるものだ。勿論、こ
  の事件を深く理解した上で影響はその決断を始めとして勉強していく必要がある。
 
6 講座の必要条
 @ この講座では積極的に参加することが求められる。講師二人と読書したものを話し
  合い、映画を鑑賞し、本質的な質問をあげあうという長い授業が意味をなすの
  は、私たち全員がそのようなことをするために共に集まった時だけである。

 A ほとんど毎週のように授業では、週ごとの短いライティングアサインメント(日
  誌)の提出が求められる。これは読書したことや授業での話し合いを熟考する機会
  となる。

 B このセミナーでは論文二つが課せられる。一つは916日に題が出され、草案の提
  出が
927日にある。(ライティングフェローズたちが読むため。)この論文の最終
  版の締め切りは
107日である。第二番目の論文(プロジェクト)は1015日に題が
  出され、ライティングフェローズたちに
1122日に手渡される。この論文もしくはプ
  ロジェクトの最終版は
1211日が提出締め切りである。
 C インターネットによるバーチャル授業に参加すること
  (
Blackboard:http://crs.ase.tufts.edu)。広島修道大学で勉強する日本の学生たちと
  (英語で)様々な問題を話し合う機会となる。
 
 成績
   最初の論文: 25パーセント
   二番目の論文:30パーセント
   日誌:    25パーセント
   授業の参加: 20パーセント
8 日程
   9月 9日 イントロダクション
           ビデオ:Hiroshima Nagasaki August 194517分間)
   9月11日 ビデオ:A Personal Matter: Gordon Hirabayashi vs. the US(30分間)
   9月16日 人種差別はあったか。
             読書アサインメント:
             @ ダワーとマンソン報告書(セット資料)
             A ヒロシマ(ロナルド・タカキ)の1章から4章まで
                ゲスト講師:ディーン・チャールズ・イノウエ
                   最初の論文アサインメントの配布
   9月18日 ビデオ:
             @ 陸軍省による最後の爆弾(36分間)(1947年)
             A 爆弾(52分間)(1982年)
   9月23日 科学と原爆
             読書アサインメント:
             @ ヒロシマ(ロナルド・タカキ)を読み終えること
             A セット資料にあるローデスの『Moonshine』記事
             B ヒロシマの影(カイ・バード、ローレンス・リフシュルツ)
           の序章

             ゲスト講師:ゲーリー・ゴールドスタイン教授
   9月25日 ビデオ:Hiroshima:ピーター・ジェニングズのなぜ原爆は投下されたか
            (
67分間)
   9月27日 ライティングフェローズによる最初の論文草案
   月30日 なぜ原爆は投下されたのか。必要だったからだ。
          読書アサインメント:
             @ 南京での暴行(アイリス・チャン)
             A セイル・ブラケットによる記事とヒロシマの影(カイ・バード他)
             B デューティー(ボブ・グリーン)を読み始めること
             ゲスト講師: ゲーリー・ロープ教授
 10月 2日 ビデオ:はだしのゲン(83分間)(1983年)
 10月 7日 初期の論争
         読書アサインメント:
             @ ヒロシマの影(カイ・バード他)の第二部
             A デューティー(ボブ・グリーン)を読み終えること
             最初の論文締め切り
 10月 9日 ビデオ:雲が晴れた後:広島の復興物語
  10月15日 なぜ原爆は投下されたのか
          読書アサインメント:
              @ ヒロシマ(ジョン・ハーシー)
              A 『Hiroshima Maidens』(セット資料)
              B ヤゴダによる記事(セット資料)
              C 黒い雨(井伏鱒二)を読み始めること
              第二回目の論文トピック配布
              特別ゲスト講演者:秋葉忠利(広島市長)
  10月16日 ビデオ:The day after Trinity88分間)(1980年)
  10月21日 原子爆弾の文学
          読書アサインメント:
             @ ジョン・トリートによるWriting Ground Zeroの抜粋(手渡し)
             A 黒い雨(井伏鱒二)を読み続けること
             B ヒロシマの影の443452ページ:原民喜による『夏の花』
         ビデオ:
The Last Epidemic (19分間)
  10月23日 ビデオ:黒い雨
 10月28日 原子爆弾の文学
             読書アサインメント:    
             @ 黒い雨(井伏鱒二)を読み終えること
             A リフトンの『Creative Response: A-bomb literature
         (セット資料)

 10月30日 ビデオ: ヒロシマ・モナムール
  11月 4日 被爆者の罪:誘惑としてのヒロシマ
             読書アサインメント:
             @ 映画脚本:ヒロシマ・モナムール
             A マクリアーによる『Limits of Vision』(セット資料)
             B アラキ・ヤスサダ議論:Double Floweringからの抜粋(手渡し)
 11月 6日 ビデオ:ドクター・ストレンジ・ラブ
 11月13日 ビデオ:
渚にて
 11月18日 私たちの友人原子
         読者アサインメント:

             @ Blast from the Past(アーノルド)
             A Fall Out(メーソン)
             B Fallout shelter(ライフマガジン)
 11月20日 ビデオ:The Atomic Cafe
 11月22日 ライティングフェローズによる二番目の論文の草案
 11月25日 
Fall Out Fever
  
        読書アサインメント:
             @ ウェインバーグによる記事(セット資料)
             A Check Please(セット資料)     
             第二回目の論文締め切り
             ゲストアーティスト:カレン・アクア(映画制作者) 
 12月 2日 エノラ・ゲイ論争
         
読書アサインメント:
             ヒロシマの影第4章「スミソニアンで歴史の検閲」
 12月 4日 ビデオ:アキラ 
 12月 9日 それからどうなる?
              読書アサインメント:
             @ フレインによる記事(セット資料)
             A ドクトローによる記事(セット資料)
             B ソダイ・リンジロウによる記事(セット資料)
             C フレインによるコペンハーゲン

 論文の課題
   最初の論文の課題
   二番目の論文の課題



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