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広島修道大学の現地学習とその感想

1.現地学習

広島修道大学で「広島学」を受講する学生(約70名)が、5月19日(土)と6月2日(土)の2班に分かれ、現地学習を行いました。それぞれの受講者は、平和記念資料館のほか江田島海上自衛隊第1術科学校(広島県江田島市)を訪問し、平和問題について学びました。

平和記念資料館での現地学習では、資料館を見学した後、被爆体験者の証言を聴講し、被爆の実相について理解を深めました。

広島平和記念資料館の見学

広島平和記念資料館の見学

被爆証言講話の聴講

被爆証言講話の聴講

2.現地学習後の感想

今日一日平和学習をして、改めて自分が広島にいる意味、平和を発信していかなくてはならないという使命感を感じました。今こうやって実際に被爆者の方のお話を聞けるのは、今生きている私たちだけだからこそ、未来に平和の大切さを伝えていかなければならないと思います。今まで広島に関わることを何かしたいとずっと思っていましたが、今日一日でその思いは強くなりました。学生生活も残り一年をきりましたが、時間に余裕のあるうちに必ず広島から平和のメッセージを発信するためには何ができるか考え、行動に移していこうと思います。

今回のお話を聞いて、戦争は本当に恐ろしいと感じました。平和資料館での写真を見てもすごく胸が痛かったです。普段あまり戦争や平和について考えていませんでしたが、今回のことで私は、今生きていることに感謝し、これからは今までよりももっと平和を大切にし生きていこうと決めました。世界から核兵器を排除したい気持ちでいっぱいです。世界中の皆に核兵器の恐ろしさを知ってもらい、二度と戦争が起こらない平和な世界になって欲しいです。平和な世界をつくるため自分にできることをこれからはしていこうと思います。

今日久しぶりに平和資料館に来ました。館内をまわるにつれて本当に胸が痛くなりました。14万人の普通に暮らし過ごしていた人々、これからの未来に胸をおどらせていた人々の命が、たった3メートルの核兵器によって失われました。広島で私は生れ育ち、今の子供たちが原爆に対する知識が低いように思えます。広島で育つ以上、私たちには平和の大切さ、戦争、核兵器の恐ろしさを伝えていく義務があると思います。そして、伝えていきたいと私は思います。67年前のようなことを再び繰り返しては絶対にいけない。今ある平和は、14万人の尊い命の上にあるものだから。忘れられた戦争は再び起こる。だから私は後世に伝えていきたい。

今日は人生で二回目の資料館でしたが、一つ一つ丁寧に説明していただきながら、ゆっくりと一つずつ見てまわるのは初めてで、思うこと、考えることはたくさんありました。遺品の一つ一つの説明を読んで見ていると涙が出そうでした。そうやって資料館を見学した後、お話を聴かせていただくと、すごく辛くて、こんな事もうあってはならないと改めて強く思いました。でもまだ世界にはそんな恐ろしい爆弾が、しかも、広島に落とされた数百倍の威力の爆弾が多くあると聞き、とても怖くなりました。私たちに今できることをやっていかなければならないと思います。まずは今日学んだことを話したいと思いました。

小学校6年生以来、初めて資料館を訪れました。歳を重ねてから見る資料や遺品は、当時の私の何倍も平和や原爆そして、今の日本について考えさせるものでした。まるで他人事のように昨日まで感じていたヒロシマの出来事が、今日資料を見たり、新井さんのお話をうかがうことで身近に真剣に感じました。特に新井さんが目の前で語って下さったことで、同じ空間で私の祖父と同じ年齢の方が体験したことなんだと再認識しました。これから月日が経つとその実体験を近くで学べなくなります。今学べる貴重さを経験できました。

小学生以来ぶりに原爆資料館を訪れたが、当時はただ「怖いな」とか「気持ちが悪いな」くらいにしか思えなかった。今、改めて訪れて、歴代の広島市長の核実験を行った国への抗議や、原爆投下に広島が選ばれるまでの経緯など、広島市民でありながら初めて知るようなことも多く、知識の少ないことを恥ずかしいとも思った。もし、海外へ行ったときに広島の原爆のことについて聞かれたときに、自分の意見を持って説明することへのきっかけになったと思う。小さい頃には恐ろしいとしか思わなかった被爆状況も、新井さんの身をもって経験した本物の話を直に聴いて、まるで被爆者の感情が入ってくるかのようで恐いと同時に、二度とこんなことはあってはいけないと思った。

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