2009年度
開設大学とシラバス
早稲田大学 「21世紀世界における戦争と平和」
21世紀世界における戦争と平和(入門・歴史)
前期 01:土曜日 2時限
奥迫 元/勝方 恵子/勝間 靖/加納 貞彦/黒田 一雄/篠原 初枝/多賀 秀敏/鳥越 晧之/中村 英俊/水島 朝穂/山崎 芳男/山田 満
オープン教育センター
1年以上
講義
2
01:14-102
早稲田
オープン科目
9A00000242
01
シラバス情報
最終更新日時:2009/07/19 13:36
授業概要・授業の到達目標
21世紀の世界では、経済のグローバリゼーションが進行するなかで、戦争、民族紛争、テロ、暴力もかえって拡大する気配を見せています。
平和憲法を持つ日本でも、一時憲法改正が政治日程に上がったり、周辺諸国との緊張も高まったりしました。
日本は、この戦争や暴力の頻発する世界で何をどうしたらよいのか、平和な世界を構築するためには何が必要なのか。
広島市、長崎市の協力を得て発足したこの講義では、21世紀における戦争と平和の問題を、その原理と実際の両側面から検討し、平和な世界形成の道を、学生諸君と共に考えます。前期配当の講義では、主に理論面を中心に行います。
授業計画
7月4日は未定です。決まり次第、更新します。
テーマ・講師(敬称略)
■第I 部 現代世界における平和を多様な視点からとらえる
- 4月11日 開講にあたって・21世紀世界の戦争と平和考 多賀 秀敏・奥迫 元(早稲田大学社会科学部教授・早稲田大学社会科学部専任講師)
- 4月18日
アジアから診る日本の改憲論 水島 朝穂(早稲田大学法学部教授) - 4月25日
ジェンダーと平和 勝方=稲福 恵子(早稲田大学国際教養学部教授) - 5月2日
臨時休業日(授業なし) - 5月9日
国際人権と平和 勝間 靖 (大学院アジア太平洋研究科教授) - 5月16日
戦争責任を見つめる-共生世界の展望 内海 愛子(早稲田大学アジア太平洋研究科客員教授) - 5月23日
東南アジアにおける開発と紛争・テロ 佐伯 奈津子(早稲田大学アジア研究機構客員研究員)
■第II 部 広島、長崎、沖縄-日本の核・戦争体験からの発信
- 5月30日
ヒロシマはどう伝わったか?-スミソニアン展示に見る日米ギャップ 安藤 裕子(アジア太平洋研究科博士後期課程) - 6月6日
犯罪と責任:原爆投下犯罪性追及の歴史に見る責任問題 田中 利幸(広島市立大学広島平和研究所教授) - 6月13日
未定 - 6月20日
沖縄の陸上戦-鉄の暴風 大田 昌秀(前参議院議員・元沖縄県知事) - 6月27日
長崎の原爆体験 岩松 繁俊(原水禁国民会議顧問) - 7月4日
「イスラームと平和(仮題)」 鈴木規夫(愛知大学国際コミュニケーション学部教授) - 7月11日
戦争報道と市民メディア 永井 浩(神田外語大学国際言語文化学科教授) - 7月18日
21世紀の平和学-広島経験から世界の貧困を考える 西川 潤(早稲田大学名誉教授) - 7月25日
前期の復習、及び課題レポート作成・提出のための自主学習
成績評価方法
レポートおよび出席により評価する。
備考
本講義は、テーマスタディーズ「平和学」のコア科目の一つです。副専攻で「平和学」を選択する学生は、必ず受講してください。
なお、キャリアセンター提供のインターンシップ「国際協力」に、本年度は、ケニア森林研究所(植林)、また、グローバルカレッジにおいて、北部タイNGO(教育等支援)・東ティモール・ルワンダにおける平和構築の効果の社会調査、広島平和文化センター(被爆者聴き取りや資料整理)を準備する予定です。
その他、自己開拓インターンも含めて、日程等考慮した上で、できるだけこうした実習に参加してください。詳細は決定次第アナウンスします。