2011年度
開設大学とシラバス
富山大学 平和学
1 年度
2 科目名
平和学
3 担当教員(所属)
佐藤 幸男(人間発達科学部)
4 科目区分
専門教育科目 選択必修
5 対象所属
人間発達科学部
6 開講学期
後期・水曜日 3時限
7 時間割コード
122408
8 対象学生
2、3、4年
9 授業種別
講義科目
10 単位数
2単位
11 最終更新日
2011/03/01
オフィスアワー(自由質問時間)
水曜日午後1:00-3:00
授業のねらいとカリキュラム上の位置付け(一般学習目標)
本講義は、現代の、とくに第二次世界大戦後絶え間なく繰り広げられて、いまなおグローバル世界のもとで継続されている戦争の諸動態を知り、その愚かしい実態をとらえながら、平和の問題を根底から考える。
達成目標
本講義は、
- 「広島・長崎」講座として開講され、広島市の後援をもって実施する。
- 北陸地区国立大学連合双方向遠隔授業システムを利用して富山大学、金沢大学の大学生に開放する全国初の開放型講義である。
- 外部から講師を招いての特別講義を織り交ぜながら、体験談や先端的な平和学の研究動向について情報発信する。
- 富山大学にあっては、履修生による広島での被爆体験者との交流や戦争遺跡等のフィールドワークを予定している。
*本講義の課題図書は「永遠平和のために」(カント著、集英社)である。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
講義内容と日程
- 平和学とは何か
- 戦争・暴力体系の変容と戦争の動態
- グローバル化する世界のなかの戦争
- 世界の貧困をどう見るか
- 現代戦争の特質とイラク・アフガン戦争
- イスラーム世界と人権
- 核戦争の脅威と戦争多発の構造
- グローバル化する世界と人間の安全保障
- 戦争のない世界から暴力のない世界へ
- 平和学の展開と可能性
- アジアに生きる日本
- アジアのなかの日本人アイデンティティ
- 平和の意味空間
- 平和学の課題
- 平和教育の可能性
キーワード
平和、地球市民、グローバル紛争、核
履修上の注意
受講生は常日頃から新聞を講読する習慣を身につけ、国際問題に強い関心を持って受講すること。 無断欠席は断じて認めない。
成績評価の方法
レポート課題の提出などをもとに総合的に評価する。
教科書・参考書等 <図書館蔵書検索>
課題図書
イマヌエル・カント著(訳:池内紀)『永遠平和のために』綜合社/集英社 2007年
参考図書・CD
板垣雄三『イスラーム誤認』岩波書店 2003年
武者小路公秀 『人間安全保障論序説』国際書院 2003年
井伏鱒二『 黒い雨 』新潮文庫 1970年
原爆症認定集団訴訟支援全国連絡会/原爆症認定集団訴訟全国弁護団『 にんげんをかえせ 』 2005年
オープン・クラス受講可否
受入不可
単位互換受講可否
受入不可