2018年度
開設大学とシラバス
大阪大学 平和研究入門
平和研究入門 (Introduction to Peace Studies)
秋~冬学期
2
1,2,3,4,5,6年
木戸 衛一, 長野 八久
全学部
日本語
講義科目
授業の目的と概要
国際教養1「平和の探求」の受講者のうち、さらに平和研究の学問的知見を深めたい学生を対象とする演習である。なお、「平和の探求」未受講者でも、意欲があり積極的に授業に取り組む意志がある学生の受講は認める。
平和研究は、戦争ではなく、直接的・構造的・文化的暴力の対極として平和を捉え、その実現を志向する学問である。そのテーマは無限にあるが、本セミナーでは、講師の話題提供に関する討論の他、小グループに分かれての調査研究を行なう。受講生相互の議論を重視する。時宜に応じて、ゲストスピーカーを招聘する。また、平和の問題を実地で考えるため、学外フィールドワークも実施する。
学習目標
人類が平和の問題をどのように考え、行動してきたか、および平和学とは何かを学ぶ。
新しい有権者として、平和について何が問題なのかを自分で考え発見し、問題の解決に向けて取り組む力を身につけ、問題を科学的に調査・分析する力を獲得する。
履修条件・受講条件
なし
授業計画/Class Plan
第1回
オリエンテーション
第2回
豊中キャンパス戦争遺跡ツアーを実施(教科書『平和研究入門』27-39ページ参照)
第3回以降
受講生でグループをつくり、グループごとに調査課題、調査法方法を自分たちで相談して決定する。また、グループごとに教員を助言者として配置する。
ゲストスピーカーを招聘し、話題提供してもらう。実施日は、ゲストスピーカーと調整して示す。
最終回
グループの調査研究の発表
授業外における学習/Independent Study Outside of Class
平和に関わることがらに注意して、新聞・雑誌などに接する。特に関心のあることについては、図書館などを利用して予備的に調べ、グループ調査研究の課題として提案する。
体験学習として、本学周辺にある戦争遺跡・関連施設などへのフィールドワークも行う。
教科書・教材
なし
参考文献/Reference
『平和を考えるための100冊+α』法律文化社、2013年
成績評価/Grading Policy
出席、フィールドワーク参加、調査報告等によって評価する。