開設大学とシラバス

北九州市立大学 核兵器の記憶

1 開講時期

2011年度

2 科目名

核兵器の記憶 広島、小倉、長崎をつなぐもの

3 担当教員

中野 博文(北九州市立大学)ほか

4 期間

9月24日(土) ~ 1月7日(土)の毎週土曜日 13:00~14:30(3時限)

5 講義内容

北九州市立大学小倉サテライトキャンパス 【アジア太平洋インポートマート(AIM)ビル7F】

6 履修条件

1年次以上

7 単位

2単位

授業のねらい・テーマ

B・オバマ政権による核兵器廃絶への取り組みに注目が集まるなか、あらためて国際社会において、被爆地である広島、長崎に注目が集まっている。この授業では、長崎に先立って原爆投下地とされた小倉の地で、平和の意義を考えていく。

授業の進め方としては、PBL(Project Based Learning)の手法を取り入れる。第1-3 回は、核兵器と平和を考えるための鍵となる論点の提示、平和を考える手法の紹介をおこない、学期末レポートの作成計画を立てる。第4-12 回の授業は、平和教育の第一人者を招き、一般市民にも公開した講義を行う。第13-15 回は、講義の聴講に基づいて核兵器と平和に関する論点を再整理し、学生間で討議し、学生個々人の関心に基づいた報告を行う。なお、スケジュールは講師の都合で変更される場合があるので注意すること。

テキスト

とくに使用しない。

参考文献

ガイダンス時にリストを配布する。

授業内容またはスケジュール

  • 9/24
    ガイダンス
    (北九州市立大学教授 中野博文)
  • 10/1
    核兵器と平和:二つの側面【核抑止、人権】
  • 10/8
    核兵器廃絶【被爆国の立場、アメリカの世界戦略】
  • 10/15
    北九州市における非核平和都市宣言
  • 10/22
    広島・長崎への原爆投下と第二次世界大戦後の国際政治
  • 10/29
  • 11/5
    核情報と米国の対外政策
  • 11/12
  • 11/19
    原爆体験と平和責任-長崎にあって哲学する
  • 11/26
    長崎における核の記憶と市民活動
  • 12/3
    長崎における平和運動
  • 12/10
    核と日本のメディア
  • 12/17
    講義のまとめ1:論点の整理とディスカッション
  • 12/24
    講義のまとめ2:ディスカッション
  • 1/7
    平和への提言

授業に対する準備事項

平和に関連したニュースに関心を払うとともに、国際政治から文化研究に至る多様な分野に興味を持って、自分の考えを養っていただきたい。

成績評価の方法

レポート課題75%、ディスカッション25%

リンク

北九州市立大学
http://www.kitakyu-u.ac.jp/

トップへ戻る

PAGETOPへ