1 年度
2021年度
2021年度
平和学1
佐々木 寛
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講義
前期
平和学は「平和をいかに創るか」という実践とのつながりの深い学問として発展してきました。「平和」の対語は「戦争」というより、「暴力」というさらに広い範囲になります。それゆえ、平和の構築に向けて、政治学、経済学、社会学、法学、哲学、心理学などさまざまな学問領域を総合的に活用する、学際的なアプローチが必要です。講義では平和学の目からは世界と自分たちの現実がどう見えるのかを中心に、映像資料やグループ討論なども取り入れて、多角的に学びあえる場をつくっていきたいと思います。
「平和をつくるとは話し合うことから」をモットーに、相互対話を重視して講義を進めます。映像教材を多用し、平和と紛争の生の現実に触れてもらいます。可能であれば、実際に平和を創り出しているピースメーカーたちにもゲストでお越しいただきます。
参加者の興味関心によって柔軟に内容を調整するので、一回ごとの講義計画はありませんが、以下のテーマには触れる予定です。
特定しませんが、『平和を考えるための100冊+α』(法律文化社)を片手に授業に臨んでもらえれば幸いです。
高畠通敏『平和研究講義』岩波書店 2005年
Jガルトゥング『ガルトゥング平和学入門』法律文化社 2003年
P.ハースト『戦争と権力』 2009年 など。
レポートやコメントカードによって評価します。また、グループ討論など講義への参加姿勢も評価に含みます。良いレポートやコメントは、授業中に紹介します。
敬和学園大学
https://www.keiwa-c.ac.jp/