1 年度
2017年度
2017年度
平和学1
江口 昌樹
前期
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平和学は平和をいかに創るかという実践とのつながりの深い学問として発展してきました。
それは「平和」の対語は「戦争」ではなく「暴力」であることを明らかにするとともに、平和の構築に向けて、政治学、経済学、社会学、法学、哲学、心理学などさまざまな学問領域を総合的に活用する、学際的な研究を積み重ねてきました。
講義では平和学の目からは世界と自分たちの現実がどう見えるのかを中心に、グループ討論を取り入れて、お互いに学びあえる場をつくっていきたいと思います。
基本的には講義とグループ討論で、「平和をつくるとは話し合うことから」を中心に据えていきます。映像教材を多用し、平和と紛争の生の現実に触れてもらいます。できれば、現場の当事者を特別にお招きする場合もあります。
時事のトピックを取り上げることもあるため、細目の講義計画はありませんが、次のテーマには触れる予定です。
特に指定しません。
岡本三夫他『平和学の現在』法律文化社1999年
高畠通敏『平和研究講義』岩波書店2005年
Jガルトゥング『ガルトゥング平和学入門』法律文化社2003年
レポートによって評価します。ただ、グループ討論など講義への参加姿勢も評価に含みます。
敬和学園大学
https://www.keiwa-c.ac.jp/