1 概要
原爆投下から62年目を迎え、被爆者の高齢化が進む中、被爆体験の継承が大きな課題となっています。
こうした中、広島市及び長崎市は、被爆者のメッセージを人類共通の財産として広く深く世界の人々に伝えていくために、被爆体験の意味を様々な学問分野で理論的に体系づけ、世界の大学で異なる社会背景を持つ若い人たちに伝えていく「広島・長崎講座」の開設・普及に取り組んでいます。
この一環として、国際基督教大学が、「広島・長崎講座」の現地学習として、ヒロシマセミナーを開催します。
このセミナーは、平和記念資料館の見学、被爆証言、平和に関する講義、広島平和研究所研究員との意見交換などを通じて、核兵器の廃絶と世界恒久平和を願う「ヒロシマの心」を理解するために開催されます。
同大学による広島での現地学習は、2003年から開催され、今回で5回目です。