1 概要
原爆投下から61年目を迎え、被爆者の高齢化が進む中、被爆体験の継承が大きな課題となっており、広島市及び長崎市は、被爆者のメッセージを、人類共通の財産として広く深く世界の人々にに伝えていくために、世界の大学での広島・長崎講座の開設・普及に取り組んでいます。
その一環として、国際基督教大学の主催により、広島・長崎講座の現地学習のモデルとして、表記セミナーを開催します。
このセミナーは、アメリカに本部を持つロータリー財団で選抜され、国際基督教大学の修士課程で紛争解決と安全保障、政治と宗教、開発と環境、人権問題などを学んでいる海外の奨学生4名が、平和記念資料館の見学、被爆証言、平和に関する講義、広島平和研究所研究員との意見交換などを通じて、核兵器の廃絶と世界恒久平和を願う「ヒロシマの心」を理解するために開催されます。