1 概要
原爆投下から64年目を迎え、被爆者の高齢化が進む中、被爆体験の継承が大きな課題となっています。
このため、広島市及び長崎市は、被爆者の「他の誰にもこんな思いをさせてはならない」というメッセージに込められている核兵器廃絶と世界恒久平和への「思い」を学問的に整理・体系化し、普遍性のある学問として、次代を担う若い世代に伝えていくため、国内外の大学に広島・長崎講座を開設・普及することに取り組んでいます。
こうした中、国際基督教大学が、「広島・長崎講座」の現地学習として、ヒロシマセミナーを開催します。
このセミナーは、平和記念資料館の見学、被爆証言、広島平和研究所研究員との意見交換などを通じて、核兵器の廃絶と世界恒久平和を願う「ヒロシマの心」を理解するために開催されます。
同大学による広島での現地学習は、2003年から開催され、今回で7回目です。