開設大学とシラバス

広島大学 ヒロシマ学

1 年度

2017年度

2 科目名

ヒロシマ学 (Study of Hiroshima)

3 担当教員

布川 弘

4 年次

1年次生

5 単位

2

6 開講学期

前期 2ターム

7 曜日・時間

月 1時限,4時限

授業の方法

講義
【詳細情報】この授業はCOCプログラムという地域貢献事業と連携し、広島平和資料館にご協力いただきながら進めていく。PBL授業の形式で、広島における被爆証言をデジタル化する作業を通じて、体験の継承の意義と方法を主体的自主的に探究する。それに必要なファシリテーターとゲストの講義を用意する。

授業の位置づけ

平和に関わる課題の解決をめざし、文系・理系の枠を超えた様々な専門分野の学問の方法に触れ、多様な視角から課題に接近する仕方に触れるとともに、自分の独自の意見を創造する体験をし、市民社会の成員たるにふさわしい資質を身につける。

学習の成果

課題の設定とその解決に自主的・主体的に取組む経験を通して、学問の面白さを体験し、大学でのその後の勉学や社会に出た後にまで及ぶような、勉学への意欲を育む。

目標・概要等

課題の設定とその解決に自主的・主体的に取組む経験を通して、勉学への意欲を育むことができるように、講義で主体的な学びのための素材を提供し、グループディスカッションを通して、批判的な思考力とプレゼンテーションの力を養成する。
とりわけ、この授業では戦争の記憶にどのように向き合うかを共通課題とし、平和についての具体的なメッセージを発することをめざす。そして、その活動を通じて広島大学の理念五原則の先頭に掲げられている平和を希求する精神を養う。

授業計画

  • 被爆体験の継承について
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション1
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション2
  • 〔ゲスト〕韓国人被爆者・在外被爆者 豊永恵三郎先生
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション3
  • 作業の中間総括
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション4
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション5
  • 平和資料館の役割について見学
  • 平和資料館の役割について見学
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション6
  • 〔ゲスト〕ヒロシマの課題 田中聡司先生
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション7
  • 被爆証言のデジタル化とディスカッション8
  • 作業を終えて:全体討論

ゲストスピーカーの講義についてはレポートにまとめる。

教科書・参考書等

被爆証言のDVDが教材で、そこで話される内容を文字に起こす作業が主になります。その作業でわからない言葉などをファシリテーターの援助やディスカッションを通じて、理解していきます。

授業で使用するメディア・機器等

証言DVD(各自プレイヤーのついたノートパソコンを用意する)
平和資料館とネット回線で結びテレビ会議ができるようにする。

履修上の注意・受講条件等

DVDの証言とそれぞれが向き合い起こしていくという地味な作業が中心になります。

成績評価の基準等

作業への取り組みとディスカッションについて80点、平和のモニュメント見学レポート20点。
平和のモニュメント見学レポートを提出しない場合、単位は認めません。

メッセージ

「平和を希求する精神」は、広島大学の理念です。平和について問題意識をもっていて、自主的でグローバルな学びの空間をもとめる方の受講をのぞみます。

その他

平和に関するモニュメント見学実習レポートの提出は必須課題です。レポートの提出締切は次のとおりです。

第2ターム開講科目 --> 6月30日
第3ターム開講科目 --> 10月20日
第4ターム開講科目 --> 12月22日
夜間開講科目    --> 教員の指示による

【※詳細はもみじTopを参照:
https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html
また,受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。受講者定員は以下のとおりです。
昼間開講科目 --> 150人
夜間開講科目 --> 70人
学期末に授業評価アンケートを実施します。回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力し,改善につなげていきます。
なお,受講者が著しく少ない場合などに,アンケートを実施しないときがあります。

リンク

トップへ戻る

PAGETOPへ