開設大学とシラバス

広島女学院大学 国際社会文化研究

1 講義名

国際社会文化研究

2 担当教員

水本 和実

3 開講時期・曜日・時限

前期 火曜日 7~8時限

4 配当年次

2年~

5 単位数

2

6 開講対象学科

文学部英米言語文化学科

授業の目的

東西冷戦が終わり、21世紀を迎えた国際社会では、ますます、文化、民族、宗教、言語などの異なる人々が互いの「違い」を認め合い、共存する必要性が高まっている。だが、多文化からなる国際社会で、ひとたび摩擦や対立が生じると、容易に暴力的衝突へと発展しかねない。広島が経験した原爆による破壊もその一例である。この講義では、具体的な題材を手掛かりに、多様な社会と文化が平和共存するための方法を考える。

授業の計画

  • 講義のガイダンスおよび国際社会・国際文化の多様性
  • 冷戦終結後の国際社会と「文明の衝突」論
  • イスラムの社会と文化 (1)
  • イスラムの社会と文化 (2)・中東問題
  • 南アジアの社会と文化 (1)
  • 南アジアの社会と文化 (2)
  • 南アジアの社会と文化 (3)「仏教とマザー・テレサの国」
  • 韓国・朝鮮の社会と文化 (1)
  • 韓国・朝鮮の社会と文化 (2)
  • カンボジアの現状と復興の課題
  • アメリカの社会と文化
  • 世界の核をめぐる現状
  • 原爆投下をめぐる『記憶』の違いについて
  • 劣化ウラン兵器の問題
  • 広島の被爆体験と平和

テキスト

参考書

『核は廃絶できるか』 水本和実 法律文化社 2009
『21世紀の核軍縮』 広島平和研究所編 法律文化社 2002
『人道危機と国際介入』 広島市立大学広島平和研究所編 有信堂 2003

成績評価の方法

中間レポート(20%)、期末レポート(40%)および出席・講義での積極性(40%)で総合的に判断する。

その他

各回の講義のトピックスは一応の目安で、講義の進展に応じて適宜、変わることがあります。参考文献については、講義で別途、指示します。講義ではビデオ教材を積極的に使うほか、積極的な発言を期待します。

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