開設大学とシラバス

広島市立大学 広島からの平和学:実践の方法

1 年度

2011年度

2 科目名

広島からの平和学:実践の方法

3 担当者

平和研究所 教授 水本 和実
平和研究所 講師 桐谷 多恵子

4 履修時期

2年

5 単位数

2

6 履修時期

集中講義 (前期)

概要

広島における平和の取り組みは、被爆体験を出発点としつつ、世界の多様な課題にも目を向けてきた。

本講義は、広島の平和の取り組みに関する一定の基礎知識や関心を持つ2年生以上を対象とし、広島の経験を生かして平和活動を実践するための具体的な方法論を学ぶことを目的とする。

広島平和文化センター主催の市民向け平和講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」と連携し、被爆体験の継承や平和の実践活動を行っている学外の専門家から学ぶ。最終レポートでは、自ら参加可能な実践活動案に関する提言をまとめる。

講義のねらい

平和を学ぶことは、単に机上の理論だけでなく、実践も含まれることを理解する。

その上で、広島で行われている多様な実践活動について学び、自ら実践することをめざす。

ヒロシマ・ピースフォーラムには、平和に関心を持つ一般市民の受講生も参加し、討議の時間も盛り込まれている。

講師はいずれも平和についての豊かな実践経験をもつ専門家ばかり。キャンパスでは体験できない、学外の実践家や多様な市民と交流しながら平和について学ぶことを目的とする。

受講要件

開催日時、場所とも通常の講義と異なりますが、最後まで誠実に出席し、一般市民の受講生とともに、責任ある態度で受講する意思のある学生の参加を求めます。

受講生への要望

4月中に学内でガイダンスを行います。ガイダンスの日時、教室等は学内に掲示します。

講義は広島平和文化センターが開催する市民向け平和講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」と連携して開催します。

日時は、5月7日から7月16日までの隔週土曜日の午後1時半から5時、場所は広島市中区中島町1-2、広島平和記念資料館地下1階第1会議室の予定ですが、最終的な日時、場所、日程はガイダンスで確認して下さい。

講義内容

  • ガイダンス(学内)
  • 広島平和文化センター主催「ヒロシマ・ピースフォーラム」との連携講義
    (於:広島市中区中島町1-2、平和記念公園内、広島平和記念資料館第1会議室、計6回)
    第1回 これからのヒロシマを考える1 (5月 7日 13:30-17:00)
    第2回 被爆の実相を知る1 (5月21日 13:30-17:00)
    第3回 被爆の実相を知る2 (6月 4日 13:30-17:00)
    第4回 被爆体験の意味を考える (6月18日 13:30-17:00)
    第5回 これからのヒロシマを考える2 (7月 2日 13:30-17:00)
    第6回 これからのヒロシマを考える3 (7月16日 13:30-17:00)
  • まとめ:レポート作成

評価方法

出席および最終レポートで評価する。最終レポートは「私の平和実践活動」(仮題)についての提言をまとめる。

教科書等

参考書:講義で参考文献を適宜指示する。

担当者プロフィール

(水本) 原爆・核兵器の問題および広島からの国際平和貢献活動などについて研究・実践しています。著書に『核は廃絶できるか』(法律文化社)、『平和政策』(共著、有斐閣)、『人道危機と国際介入――平和回復の処方箋』(共著、有信堂)、『21世紀の核軍縮――広島からの発信』(共著、法律文化社)など。

(桐谷) 主要論文に「戦後広島・長崎両市の『復興』と被爆者の視点――1945年~1950年」(博士論文)、「戦後広島の『復興』と被爆者の『原風景』――1946年~1950年」など。

リンク

広島市立大学
http://www.hiroshima-cu.ac.jp/

トップへ戻る

PAGETOPへ