開設大学とシラバス

佛教大学 社会福祉学演習4A

1 開講年度

2020年度

2 開講学期

秋学期

3 単位

2

4 担当者

黒岩 晴子

授業のテーマ

社会福祉と平和・安全について考える。特に原爆被害に焦点を当て、被爆の継承を通して理解する。

授業の概要

・「再び被爆者を世界のどこにも作らせない」という被爆者の願いから学び、原爆被害の継承を理解する。
・原爆被害と原発事故問題を考える。
・ビキニ水爆実験等の核実験と気候変動問題を考える。 

授業の目的・ねらい

平和問題を当事者の視点で捉え、福祉専門職を目指す自身の課題として理解する。被爆者や福祉専門職、支援者との交流等、フィールドワークを実施する。創意工夫によるゼミ運営や自律的進行を理解する。

毎回の授業テーマ・内容

  • 広島への学外授業を終えての各自の感想報告
  • 原爆被害だけでなく戦争による被害、戦争体験者の継承について検討する。
  • 原爆や戦争被害の継承について、各自の研究構想を発表する(1)
  • 原爆や戦争被害の継承について、各自の研究構想を発表する(2)
  • 研究構想に基づく研究方法について検討する(1)
    *個人研究及び共同研究についても検討する 
  • 研究構想に基づく研究方法について検討する(2)
    *個人研究及び共同研究についても検討する 
  • 原爆被害の継承について被爆者や専門家の意見を聞く
    *学外講師として招聘する 
  • 原爆や戦争被害の継承についての研究発表(1)
  • 原爆や戦争被害の継承についての研究発表(2)
  • 原爆や戦争被害の継承についての研究発表(3)
  • 原爆や戦争被害の継承についての研究発表(4)
  • 原爆や戦争被害の継承についての研究発表(5)
  • 社会福祉と平和について今後の課題を検討する(1)
  • 社会福祉と平和について今後の課題を検討する(2)
  • 社会人として平和に貢献する課題を考える。

到達目標

被爆者の証言から原爆被害と継承の課題を理解する。

授業時間外の学修(予習・復習等)についての具体的な指示

*広島訪問での被爆者の体験の傾聴等を通して、社会福祉の平和について、自分自身の具体的な学習課題を考えておくこと。

受講にあたっての留意事項

*主体的な授業参加とゼミ生同士のチームワークを大切にしてほしい。
*本科目は広島・長崎講座と連携する。

成績評価の基準

授業内発表:50%

研究発表の状況、及びその内容によって評価する。期待値以上であれば100~90点、十分に達成できていれば89~80点、ほぼ達成できていれば79~70点、もう少し努力が必要な場合は69~60点、最低基準に達せず更なる努力を要する場合は59~0点とする。

授業内課題:50%
課題の提出状況、及びその内容によって評価する。期待値以上であれば100~90点、十分に達成できていれば89~80点、ほぼ達成できていれば79~70点、もう少し努力が必要な場合は69~60点、最低基準に達せず更なる努力を要する場合は59~0点とする。

その他
社会に出る前の最終年度の学生として自律的に自己評価を行う。それらを参考に教員が総合評価する。

テキストについて

ソーシャルワーカーは平和とともに(著者:黒岩晴子、出版社:日本機関紙出版センター)
指定テキスト以外は、授業時に紹介する

参考文献について

平和な未来を願うメッセージ〜No War Know War〜(著者:黒岩晴子編著他著者多数、出版社:日本機関紙出版センター)
先輩が制作した絵本「ようすけ君の夢」・ブックレット「つながってひろがって」(共に出版社はクロエイツかもがわ)や紙芝居「おばあちゃんの人形」(自主制作)等、多様な作品を活用する。 

リンク

         

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