2005年5月4日、11日、18日、25日、6月1日(シカゴ・リンカーンキャンパス)
2005年6月23日~7月8日(京都・広島・長崎現地学習)
開設大学とシラバス
デュポール大学 海外学習プログラム:広島・長崎その他
全学部生
授業態度、面接、論文等から評価する
ジェームス・ホルステッド 宗教学部学部長 準教授
宮本ゆき 宗教学部 客員助教授
このコースは1945年の広島・長崎の原爆投下に対する宗教的・哲学的意見について検証する。
1945年の歴史的事件の調査から始め、今日の核兵器問題について議論する。多様な意見の理解を通じて、原爆のより深い理解をすることを目的とする。そのためにさまざまなメディアに発表された原爆被爆者の体験談を読み、その体験談分析を行う。
現地学習は、シカゴにあるデュポール大学の教養学部の海外学習プログラム(文化を越えた道徳問題・被爆証言)に参加する同大学の学生16名が、平和記念資料館の見学、被爆証言、原爆の医学的影響などをテーマとする講義、意見交換などを行い、核兵器の廃絶と世界恒久平和を願う「ヒロシマ・ナガサキの願い」を理解してもらうために開催する。
海外の大学としては初めての現地学習となる。
デュポール大学は米国で最も大きい私立カトリック系大学で、またシカゴで最も大きく学生数23,000人、学部は教養学部、商学部等9学部。
第一部:原爆の力・影響
5月8日
イントロダクションー事実・記憶
5月11日
インタビューー双方向談話
ゲストスピーカー 原爆被爆体験談 吉田 勝二(長崎出身)
ディスカッション
5月18日
歴史的概論ー何故原爆は投下されたか?
5月25日
戦争、暴力、原爆に対する宗教的意見
6月1日
宗教、倫理、核戦争
第二部:広島・長崎現地学習(参加者:学生16名、随行教官2名)
6月23日
シカゴ出発
6月24日
関西空港着、京都着
6月25日
オリエンテーション、京都視察
6月26日
京都視察
6月27日
広島へ移動
6月28日
9:30- 9:45 オリエンテーション
10:00-11:30 広島平和記念資料館視察
13:30-15:00 原爆ドーム、爆心地等視察
6月29日
10:00-11:30 仏教に関する講義
14:00-15:30 広島浄土真宗光隆寺訪問
6月30日
9:00-11:00 ジョン・ハーシー“Hiroshima”についてディスカッション
13:30-14:00 市長訪問(市長公室)
14:30-17:00 被爆証言 松島 圭次郎 (Keijiro Matsushima)
谷本 紘子 (Koko Tanimoto)
7月1日
9:30-12:00 放射線影響研究所視察
14:00-16:00 ビデオ鑑賞「黒い雨」
7月2日
9:00-11:00 他の被曝者に関する講義(ビデオ鑑賞
「チェルノブイリ・ハート」)
13:00-15:00 韓国人、日系アメリカ人被爆者に関する講義
7月3日
終日 宮島見学
7月4日
10:00-11:30 追悼平和祈念館視察
14:00-16:00 マーシャル諸島の核実験に関する講義
7月5日
長崎へ移動
7月6日
午前 濱田洋子教授(長崎純心大学)との面談
オリエンテーション
午後 長崎原爆資料館、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館視察
7月7日
午前 講義「カトリックの見解からの原爆」
午後 原爆に関する演劇
夕方 長崎純心大学学生との送迎夕食会
7月8日
長崎発シカゴへ