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広島修道大学の現地学習とその感想

1.現地学習

広島修道大学で「広島学」を受講する学生(約50名)が、5月11日(土)と18日(土)の2班に分かれ、現地学習を行いました。それぞれの受講者は、平和記念資料館のほか江田島海上自衛隊第1術科学校(広島県江田島市)を訪問し、平和問題について学びました。

平和記念資料館での現地学習では、資料館を見学した後、被爆体験者の証言を聴講し、被爆の実相について理解を深めました。

広島平和記念資料館の見学

広島平和記念資料館の見学

被爆証言講話の聴講

被爆証言講話の聴講

2.現地学習後の感想

本日の資料館見学、及び細川さんのお話は非常に強烈な衝撃を私に与えてくれました。やはり気持ちのいい場所ではないとも思いましたが、再度大学在学中に、この場所を訪れる事ができたのは非常に良い経験になりました。また、細川さんの体験談を聞いて、まず、この先ずっとこの原爆の恐さ、いかにして多くの命を奪うのかを、伝えていかなければならないと決意しました。これから先、どのような形で伝えるかはわかりませんが、まず間違いなく私に子供ができた時には一番に伝えていきたいと思います。核なき世界へ、できることはやっていきたいです。

お話を聞いて、知らない事が多すぎだと思いました。私は県外出身で、この資料館にも来たことがありませんでした。広島の子は私以上に関心があって、私は本当に視野が狭いなと思いました。被爆しても生きておられる方はまだいます。その方々に戦後はすばらしいものだったのでしょうか。平和になったのでしょうか。負ったものはとても大きいもので、決して忘れることがないと思います。核は、戦争は、誰も幸せにならないと思います。資料館を見学していると怒りさえ覚えました。絶対にあってはいけないものです。私は今、小学校の先生になるために勉強しています。子供たちにうまく伝えられるようになるために、ちゃんと理解しなければならないと思いました。資料館の方のお話も細川さんのお話も本当にためになりました。ありがとうございました。

今回で3回目になるが、何回来ても気分が悪くなる。説明を受けたり展示を見たりする間中、この人類史上最大の人の手による災禍に対しての嫌悪感でいっぱいになる。ひとつひとつの展示物、説明から、二度と繰り返してはいけない、繰り返させてはならないというメッセージを強く受ける。ぜひ、現在核兵器を保有する国、軍の人間には、ここを訪れていただきたい。これから核兵器を持とうと考えている国や、日本も核武装すべきと考える人にも来てほしい。

先週は江田島の海軍学校を見学し、今日は原爆資料館で平和について学びました。前回は当時の人々の逞しさやどういう状態で戦争に臨んでいたのかがわかりましたが、今回は、戦争の悲惨さや核の恐ろしさを感じました。資料館には何回か来たことがあるのですが、小学生の時であり、だいぶ大人になってから改めて写真や展示品を見るとまた違う何かを感じたと思います。原爆の破壊力は、言葉で説明されてもあまりピンとこないほど恐ろしいものであり、これらの核兵器が世界に2万発あるのは、明らかに大変なことであると思います。また今回館内を見学していて、外国の方がとてもたくさん来ていることに気づきました。外国の方が資料館を見てどう感じたかはわかりませんが、広島が平和のために全力を尽くしている事を知ってもらえたらいいです。また、自分たちも再認識しなければなりません。被爆者の方のお話を聞いて、実際被害に遭った方から話を聞ける我々は恵まれていると思いました。直接被爆者の方の体験談を聞ける機会は今後少なくなってくると思うので自分たちが率先して伝えていかなければならないと感じました。

広島だけですませてはいけない問題だと強く感じました。68年前、当時小学生だった方たちもみんな70代80代になっている今、私たち若者層がそれを受け継ぎ、伝えていかなければ、記憶が風化してしまう。日本の人間がそれをやらず誰がやるというのでしょうか。私たちが日本だけでなく、世界中の国に対し行動していかなければならないと思いました。福島の問題もあり、原子力、核という力は人間が扱っていい力ではないのではないかと思います。核兵器のない世界、それだけでなく、戦争のない世界がくればいい、子供が犠牲になることがない世界がくればいいと本当に思います。もしこれから子供を持つときがくれば、私は子供へこのことを伝えていきたい。悲しい事、残酷な事全て忘れず伝えていきたいと思いました。

今日は、小学校の修学旅行ぶりに原爆資料館に来ました。館内を見学して、12歳の頃に思ったことと、19歳の今の私が思ったこととはだいぶ違いました。私たちよりも若い年代の子達は戦場に向かい、幼い子はわけもわからず疎開し・・・いろいろ考えると胸が痛いです。また、講師の方のお話、話すと思い出してしまうから辛かったと思います。私にも姉がいます。自分が講師の方と同じ立場に立って話を聞いていました。考えられないし悲しいし寂しいし・・・家族が幼い頃にいなくなったら本当に辛いです。戦争が終わっても、食料がなく、人を簡単に信用してはならない時代で、どれだけ多くの人が傷ついたのでしょう。言葉にならない思いでした。どれだけ今の日本は恵まれているのでしょう。何回も心の底から思いました。現在核保有国がいくつかあります。一刻も早くやめてほしいです。平和なことがどれだけすばらしいことか理解してほしいです。

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