被曝と健康
開設大学とシラバス
長崎県立大学 「被曝と健康」
貞森 直樹
1年
シーボルト
E110講義室
後期
金3
選択、選必
講義
1
授業概要とテーマ
広島・長崎に投下されるまでの経緯、急性症状、後障害、被爆者二世の遺伝的影響とともに、核問題と平和について考える。また、被爆者医療、被爆者の健康状態、医療用放射線障害についても教授する。
到達目標
長崎市では、約4万8千人の被爆者がおり、長崎市民の11%に当たる。このような中、長崎で医療を行う上で、長崎の被爆による被害の実相を知り、高齢化してゆく多くの被爆者の健康問題・社会問題・福祉問題とともに、被爆者二世に対する遺伝的影響や健康状態について知ることは不可欠である。同時に、原子力発電所や核燃料施設の事故、医療用放射線障害についても学ぶ。
授業計画
- 広島・長崎の原爆の違い
- 被爆者の急性症状
- 原爆後障害(1)白血病および各種のがん
- 原爆後障害(2)遺伝的影響
- 被爆者医療
- 被爆者の健康状態
- 原子力発電所事故や医療用放射線障害
- 核廃絶運動
- 定期試験
学生に対する評価
【成績評価の基準】
平成19年度以前入学生
A…80~100点
B…70~79点
C…60~69点
D…59点以下
平成20年度以降入学生
A(秀) …90~100点
B(優) …80~89点
C(良) …70~79点
D(可) …60~69点
F(不可)…59点以下
【成績評価の方法】
記述式の期末試験の成績とレポートによって査定する。
テキスト
教科書は特に指定せず、必要に応じて資料を配付する。
参考書
「原爆放射線の人体影響1992」文光堂
履修上の注意等
特になし