開設大学とシラバス

早稲田大学 21世紀世界における戦争と平和(争点、ケース)

1 年度

2016年度

2 科目名

21世紀世界における戦争と平和(争点、ケース)

3 担当教員

奥迫 元/多賀 秀敏/山田 満/勝方 恵子/篠原 初枝/小松 寛

4 配当年次

1年以上

5 開講学期

秋学期

6 単位

2

7 曜日・時間

土曜日 2時限

授業概要

21世紀の世界では、経済のグローバリゼーションが進行するなかで、戦争、民族紛争、テロ、暴力もかえって拡大する気配を見せています。

平和憲法を持つ日本でも、一時憲法改正が政治日程に上がったり、周辺諸国との緊張も高まったりしました。日本は、この戦争や暴力の頻発する世界で何をどうしたらよいのか、平和な世界を構築するためには何が必要なのか。

広島市、長崎市の協力を得て発足したこの講義では、21世紀における戦争と平和の問題を、その原理と実際の両側面から検討し、平和な世界形成の道を、学生諸君と共に考えます。

*ゲストスピーカーの登壇日程は現在調整中です。
下記の授業計画は前年度(2015年度)のものです。
今年度(2016年度)の授業計画については、確定し次第シラバスを更新してお知らせいたします。予めご了承の上ご参照下さい。

授業の到達目標

全体の学習を通じて、平和をめぐる履修者各自の今後の研究・実践計画について考えてもらうことを目的とした授業です。
秋学期配当の講義では、主に事例研究を中心に、受講生の理解を深めることを目標にします。

事前・事後学習の内容 予習・復習に関して、毎回Course N@viを通じて指示いたします。
各回の予習・復習には90分~120分かかると想定されます。

授業計画

  • ガイダンス
    奥迫元(早稲田大学社会科学部准教授)
    授業の進め方(授業準備、受講上の注意、成績評価等)についてガイダンスを行ったうえで、平和学の基本について導入を行います。

    なお、本科目は、毎週ゲスト講師をお迎えして講義を行います。
    都合により、ゲスト講師が変更する場合があります。
  • グローバリゼーションと生産・再生産領域におけるアジアの女性の労働力の商品化
    堀 芳枝(恵泉女学園大学人間社会学部国際社会学科 准教授)
  • アフリカの武力紛争―その特徴と国際社会の取り組み
    佐藤 章(日本貿易振興機構アジア経済研究所)
  • 難民問題の現状と課題
    滝澤 三郎(日本UNHCR協会理事長、東洋英和女学院大学教授)
  • 平和と文化の多様性を支える科学技術
    山崎 芳男(早稲田大学名誉教授)
  • 紛争現場から安保法制を考える
    谷山 博史(JVC代表理事)
  • アメリカ・戦争・National Security State
    篠原 初枝(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
  • 東欧の民族と国家
    吉川 元(広島市立大学広島平和研究所長・教授)
  • EU統合は平和に寄与するか―地域協力の視点から
    高橋 和(山形大学人文学部法経政策学科教授)
  • ナショナル・マイノリティーにとっての平和―琉球とグアムから考える
    松島 泰勝(龍谷大学経済学部教授)
  • 平和構築
    山田 満(早稲田大学社会科学部教授)
  • アフラシアを夢見る―アフリカとアジアの架橋をめざす国際関係論
    峯 陽一(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
  • 移動する人々の時代の戦争と平和
    竹中 千春(立教大学法学部教授)
  • 21世紀の平和 『隔ての壁』の変遷
    加納 貞彦 (早稲田大学 名誉教授/早稲田大学平和学研究所 招聘研究員)
  • 1授業の復習とレポート作成のための自習
    教場での授業は行わず、各自復習とレポート作成のための自習をして下さい。

参考文献等

教科書
ありません。

参考文献
必要に応じて、随時、教場とCourse N@viでご案内いたします。

成績評価方法

レポート: 80%
一つ一つの講義から学びとったことに加え、それぞれを関連づけたり、比較したりすることによる総合的・学際的視点・思考も重視して評価します。

平常点評価: 20%
出席回数、および質疑応答での質問等により評価します。

リンク

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